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Docker超入門:Docker Desktopとコマンドで学ぶ!イメージとコンテナの整理術

Docker Desktopとコマンドで学ぶ!イメージとコンテナの整理術

 Dockerを触り始めると、次第にイメージやコンテナが増えてきます。最初は「Hello World」ひとつだったのに、気づけば不要なものがたまってしまうこともよくあります。そこで大切なのが「整理術」です。Docker DesktopのGUIとコマンドラインの両方から、イメージやコンテナを確認・停止・削除する方法をしっかり学んでおくと、スッキリした環境を保てます。ここでは実際のコマンドやDocker Desktop画面を例に、わかりやすく整理方法を解説します。

Docker Desktopでの確認

Docker DesktopはGUIツールなので、目で見て直感的に管理できます。

Imagesタブ
ホストマシン上にあるイメージの一覧が表示されます。

Containersタブ
実行中または停止中のコンテナの一覧が表示されます。

 初心者の方はまずDocker Desktopで全体を把握し、慣れてきたらコマンドで効率的に管理するとよいでしょう。

イメージをコマンドで確認する

イメージの確認には以下のコマンドを使います。

docker image ls

出力例

PS C:\Users\joeac> docker image ls
REPOSITORY    TAG       IMAGE ID       CREATED       SIZE
hello-world   latest    54e66cc1dd1f   6 weeks ago   20.3kB

出力の意味を整理すると次の通りです。

項目意味
REPOSITORYイメージ名(例: hello-world)
TAGバージョン(latestは最新)
IMAGE IDイメージを識別するID
CREATED作成された日時
SIZE容量

コンテナをコマンドで確認する

実行中のコンテナのみを確認

docker container ls

稼働しているコンテナがなければ、出力は空欄になります。

出力例

PS C:\Users\joeac> docker container ls
CONTAINER ID   IMAGE     COMMAND   CREATED   STATUS    PORTS     NAMES

停止中も含めて確認

docker container ls -a

出力例

PS C:\Users\joeac> docker container ls -a
CONTAINER ID   IMAGE         COMMAND    CREATED       STATUS                   PORTS     NAMES
4d05ece97c5a   hello-world   "/hello"   2 hours ago   Exited (0) 2 hours ago             sleepy_turing

出力の意味は以下の通りです。

項目意味
CONTAINER IDコンテナを識別するID
IMAGE作成元のイメージ名
COMMAND実行されたコマンド
CREATED作成日時
STATUS状態(例: Exited (0) → 正常終了済み)
PORTSポートの割り当て
NAMESコンテナの名前(例: friendly_tu)

コンテナの停止と削除

停止

コンテナを止めるには以下を使います。

docker container stop コンテナ名

オプションは不要で、停止対象を名前またはIDで指定します。

出力例

PS C:\Users\joeac> docker container stop sleepy_turing
sleepy_turing

削除

停止したコンテナは削除できます。

docker container rm コンテナ名

 注意すべきは イメージ名ではなくコンテナ名を指定する ことです。例えば、以下のように削除します。

PS C:\Users\joeac> docker container rm sleepy_turing
sleepy_turing

削除後に docker container ls -a で確認すると、一覧から消えていることがわかります。

イメージの削除

不要になったイメージも削除して環境をスッキリさせましょう。

docker image rm イメージ名

出力例

PS C:\Users\joeac> docker image rm hello-world
Untagged: hello-world:latest
Deleted: sha256:54e66cc1dd1fcb1c3c58bd8017914dbed8701e2d8c74d9262e26bd9cc1642d31

 実行すると「Untagged」や「Deleted」と表示され、イメージが削除されます。その後 docker image ls を実行すると空欄になり、削除が確認できます。

よく使う整理コマンドまとめ

コマンド説明
docker image lsイメージ一覧を表示
docker container ls稼働中のコンテナ一覧を表示
docker container ls -a停止中も含めて全てのコンテナを表示
docker container stop コンテナ名コンテナを停止
docker container rm コンテナ名コンテナを削除
docker image rm イメージ名イメージを削除

まとめ

 Dockerを使っていくと、コンテナやイメージがどんどん増えていきます。不要なものを整理するには、Docker Desktopで視覚的に確認し、コマンドで効率よく削除する という組み合わせがとても便利です。
 「docker image ls」と「docker container ls -a」で全体を把握し、必要に応じて stoprm を組み合わせていくのが、きれいな環境を保つコツです。