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Docker超入門:Docker ComposeでApache Webサーバーを立ち上げる②

Docker ComposeでApache Webサーバーを立ち上げる②
「Docker ComposeでApache Webサーバーを立ち上げる①」の続きです!
前回は「compose.yaml」を作成してApacheコンテナの設定を定義しました。
今回は、実際にコンテナを起動・確認・停止してみましょう。
手順3:コマンドでコンテナを作成・実行する
いよいよ、作成した compose.yaml を使ってApacheコンテナを動かしてみましょう。
実行するコマンドは次の通りです👇
docker compose up -dこのコマンドは、compose.yaml があるディレクトリで実行します。
コマンドの意味とオプション解説
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| docker compose up | compose.yamlの内容をもとにコンテナを作成・起動する。 |
| -d | 「detached(デタッチド)」モードで実行。バックグラウンドで動作し、ターミナルをブロックしない。 |
「-d」をつけない場合
ターミナルがコンテナにアタッチされた状態になり、Apacheのログがリアルタイムで流れます。
これは便利ですが、別の操作をしたい場合には不便です。
「-d」をつけた場合
コンテナはバックグラウンドで動作し、ターミナルはすぐに戻ってきます。
ログを見たいときは後から docker compose logs コマンドを使いましょう。
実行結果
PS C:\Users\joeac\Desktop\docker\apache> docker compose up -d
(省略)
[+] Running 7/7
✔ apache Pulled 7.9s
✔ fbb3c2cad9f8 Pull complete 0.5s
✔ af3b83c443ec Pull complete 0.7s
✔ 4f4fb700ef54 Pull complete 0.3s
✔ 6c19a85825c3 Pull complete 3.6s
✔ 8c7716127147 Pull complete 3.4s
✔ 12844f4198f6 Pull complete 3.9s
[+] Running 2/2
✔ Network apache_default Created 0.1s
✔ Container apache-apache-1 Started 0.8s
PS C:\Users\joeac\Desktop\docker\apache>このように表示されれば成功です!
イメージがダウンロードされ、コンテナが起動しました。
コンテナの状態を確認しよう
実行中のコンテナを確認するには次のコマンドを使います👇
docker container ls -a実行結果
PS C:\Users\joeac\Desktop\docker\apache> docker container ls -a
CONTAINER ID IMAGE COMMAND CREATED STATUS PORTS NAMES
3363c9cd395e httpd:2.4 "httpd-foreground" 3 minutes ago Up 3 minutes 0.0.0.0:80->80/tcp, [::]:80->80/tcp apache-apache-1出力内容の意味
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| CONTAINER ID | コンテナの一意の識別子。 |
| IMAGE | コンテナが使用しているDockerイメージ名。 |
| COMMAND | 起動時に実行されるコマンド。ここでは httpd-foreground。 |
| CREATED | コンテナが作成された日時。 |
| STATUS | コンテナの稼働状態(Up=実行中)。 |
| PORTS | ホストとコンテナのポートマッピング。 |
| NAMES | コンテナの名前(例:apache-apache-1)。 |
つまり、「apache-apache-1」という名前のApacheコンテナが起動中で、
ホストの80番ポートがコンテナの80番に接続されています。
WebブラウザでApacheを確認!
ブラウザを開いて、アドレスバーに以下を入力します👇
http://localhost成功すると、Apacheの初期ページ(It works!)が表示されます!

これでDocker Composeを使ってApache Webサーバーが正常に動作していることが確認できました。
コンテナを停止する
作業が終わったら、コンテナを停止します。
docker container stop apache-apache-1実行結果
PS C:\Users\joeac\Desktop\docker\apache> docker container stop apache-apache-1
apache-apache-1 コンテナ名は環境によって異なる場合があるので、docker container ls で確認してから停止しましょう。
もう一つの方法
Compose単位でまとめて停止したい場合は、次のコマンドでもOKです👇
docker compose stopなぜ停止が大事なの?
起動中のコンテナが多いと、
CPU・メモリ・ディスクスペースなどのリソースを無駄に消費してしまいます。
特に、学習環境や開発用PCでは不要なコンテナを放置すると動作が重くなる原因になります。
使い終わったら停止・削除する習慣をつけましょう。
図で理解する!Apacheコンテナの起動〜確認の流れ
以下の図を参考にしてください👇

まとめ
ここまでで、Docker Composeを使ってApache Webサーバーを立ち上げる手順が完成しました!
💡 今回のポイントまとめ
docker compose up -dでApacheコンテナを起動docker container ls -aで状態を確認- ブラウザで
http://localhostにアクセスして動作確認 - 終了時は
docker container stopまたはdocker compose stop
これで、Docker Composeを使ったApacheの基本操作がマスターできました!
次は、このApacheコンテナにHTMLファイルを配置して、自分だけのWebページを公開してみましょう🚀
