LPIC問題:569-572

LPIC練習問題

問題569:cpioコマンドで/tmp/test.bakにアーカイブされたファイルの一覧を確認する正しいコマンドは?

A) cpio -lt < /tmp/test.bak
B) cpio -idm -t /tmp/test.bak
C) cpio -il < /tmp/test.bak
D) cpio -it < /tmp/test.bak

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正解)D

【解説】
A) cpio -lt < /tmp/test.bak 誤りです。-ltは無効なオプションの組み合わせです。 B) cpio -idm -t /tmp/test.bak 誤りです。-tは一覧表示用であり、-idmとは併用しません。 C) cpio -il < /tmp/test.bak 誤りです。-ilは無効なオプションの組み合わせです。 D) cpio -it < /tmp/test.bak 正解です。-iは展開、-tはファイルの一覧表示、<は入力元を指定するリダイレクトです。[/su_spoiler]

問題570:cpioコマンドで現在のディレクトリに/tmp/test.bakを展開し、ディレクトリ構造を再現しつつ、更新時刻を変更しない正しいオプションは?

A) -irt
B) -cdm
C) -iR
D) -idm

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正解)D

【解説】
A) -irt
誤りです。このオプションは無効です。

B) -cdm
誤りです。-cはアーカイブ作成用であり、展開には使用できません。

C) -iR
誤りです。-Rは無効なオプションです。

D) -idm
正解です。-iは展開、-dはディレクトリ構造の再現、-mはファイルの更新時刻を保持するオプションです。

問題571:ハードディスク全体のデータをブロック単位でバックアップやリストアするためのコマンドは?

A) gzip
B) bzip2
C) rsync
D) dd

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正解)D

【解説】
A) gzip
誤りです。このコマンドは圧縮に使用されますが、ブロック単位の操作には対応していません。

B) bzip2
誤りです。圧縮用のコマンドで、デバイス全体の操作はできません。

C) rsync
誤りです。このコマンドはファイルの同期に使用されますが、ブロック単位の操作には適していません。

D) dd
正解です。ddコマンドはブロック単位でデータを操作するためのツールで、デバイスファイル全体のバックアップやリストアに最適です。

問題572:ddコマンドで1度に読み書きするバイトサイズを指定する正しいオプションは?

A) buffersize
B) count
C) length
D) bs

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正解)D

【解説】
A) buffersize
誤りです。このオプションはddには存在しません。

B) count
誤りです。countはブロック数を指定するオプションで、バイトサイズの指定には使用できません。

C) length
誤りです。このオプションもddには存在しません。

D) bs
正解です。bsはブロックサイズを指定するためのオプションで、1回に読み書きするバイト数を設定します。