LPIC-1 101試験模擬問題:17-20

問題17:rpm コマンドで -qf オプションを指定すると何ができるか?

A) ファイルがどのパッケージから提供されているかを表示する。
B) パッケージを検索してインストールする。
C) パッケージの署名を検証する。
D) パッケージの依存関係をチェックする。

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正解) A

【解説】
A) ファイルがどのパッケージから提供されているかを表示する が正解です。rpm -qf コマンドは、指定されたファイルがどのパッケージによってインストールされたかを確認するために使用されます。

B) パッケージを検索してインストールする は誤りです。これは yum search または dnf コマンドで行います。

C) パッケージの署名を検証する は誤りです。これは rpm –checksig で行います。

D) パッケージの依存関係をチェックする は誤りです。依存関係の確認には rpm -qR を使用します。


問題18:yum コマンドでローカルに保存したRPMファイルをインストールする際に使うコマンドはどれですか?

A) yum install
B) yum localinstall
C) yum update
D) yum upgrade

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正解) B

【解説】
A) yum install は誤りです。yum install はリポジトリからパッケージをインストールするコマンドです。

B) yum localinstall が正解です。yum localinstall はローカルに保存されたRPMファイルをインストールする際に使用します。依存関係も適切に解決されます。

C) yum update は誤りです。yum update はシステム上の既存パッケージをアップデートするために使用されます。

D) yum upgrade は誤りです。yum upgrade もシステム全体のパッケージをアップグレードするコマンドです。


問題19:仮想化技術のハイパーバイザー型とコンテナ型の特徴として正しい説明はどれですか?

A) ハイパーバイザー型はカーネルを共有し、コンテナ型はハードウェアを仮想化する。
B) ハイパーバイザー型は物理ハードウェアを仮想化し、コンテナ型はOSカーネルを共有する。
C) ハイパーバイザー型は軽量で、コンテナ型はリソース消費が大きい。
D) コンテナ型は複数のOSを同時に実行できる。

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正解) B

【解説】
A) ハイパーバイザー型はカーネルを共有し、コンテナ型はハードウェアを仮想化する は誤りです。逆の説明です。

B) ハイパーバイザー型は物理ハードウェアを仮想化し、コンテナ型はOSカーネルを共有する が正解です。ハイパーバイザー型仮想化は物理ハードウェアを仮想化して複数のOSを同時に実行でき、コンテナ型はホストOSのカーネルを共有し、軽量で高速です。

C) ハイパーバイザー型は軽量で、コンテナ型はリソース消費が大きい は誤りです。コンテナ型の方が軽量でリソース効率が良いです。

D) コンテナ型は複数のOSを同時に実行できる は誤りです。コンテナ型は同じOSカーネルを共有するため、異なるOSを実行することはできません。


問題20:RPMパッケージを使用するシステムで利用する yum コマンドの設定ファイルの絶対パスはどれですか?

A) /etc/yum.conf
B) /usr/bin/yum.conf
C) /etc/yum.repos.d
D) /var/lib/yum

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正解) A

【解説】
A) /etc/yum.conf が正解です。yum コマンドの主要な設定ファイルは /etc/yum.conf にあり、リポジトリやキャッシュの設定が記述されています。

B) /usr/bin/yum.conf は誤りです。/usr/bin には実行可能ファイルが格納され、設定ファイルは存在しません。

C) /etc/yum.repos.d は誤りです。ここにはリポジトリ情報を格納する .repo ファイルが配置されますが、yum のメイン設定ファイルではありません。

D) /var/lib/yum は誤りです。このディレクトリには yum によるキャッシュデータやリポジトリメタデータが保存されます。