LPIC-1 101試験 模試④:17-20

問題17:仮想化技術に関する説明として正しいものを2つ選択してください。

A) ハイパーバイザー型はホストOSとカーネルを共有しないため、異なるOSを仮想化できます。
B) ハイパーバイザー型はリソース消費を抑え、軽量で高速に動作します。
C) コンテナ型はホストOSとカーネルを共有し、軽量かつ高速に動作します。
D) コンテナ型は異なるOSを仮想化するのに適しています。

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正解) A, C

【解説】
A) 正解です。ハイパーバイザー型ではホストOSとカーネルを共有せず、異なるOSを完全に仮想化できます。
B) 誤りです。ハイパーバイザー型はコンテナ型と比べてリソース消費が大きく、軽量ではありません。
C) 正解です。コンテナ型はホストOSとカーネルを共有するため、高速に動作します。
D) 誤りです。コンテナ型ではホストOSと異なるカーネルを仮想化することはできません。

問題18:Linuxのmanページが格納されているディレクトリは次のうちどれですか。

A) /usr/local/man
B) /usr/share/man
C) /usr/share/docs
D) /etc/man

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正解) B

【解説】
A) 誤りです。/usr/local/manはローカル専用のマニュアル用ですが、標準の場所ではありません。
B) 正解です。manページは通常、/usr/share/manに格納されています。
C) 誤りです。/usr/share/docsにはドキュメントが格納されていますが、manページではありません。
D) 誤りです。/etc/manというディレクトリは存在しません。

問題19:環境変数を一覧表示するための適切なコマンドはどれですか(2つ選択)。

A) env
B) printenv
C) showenv
D) envlist

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正解) A, B

【解説】
A) 正解です。envは現在の環境変数を表示します。
B) 正解です。printenvも環境変数を表示するコマンドです。
C) 誤りです。showenvというコマンドは存在しません。
D) 誤りです。envlistというコマンドは存在しません。

問題20:次のコマンドを実行した際、画面に表示される結果はどれですか。
VAR=Hello
echo '$VAR'

A) VAR
B) $VAR
C) Hello
D) $Hello

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正解) B

【解説】
A) 誤りです。$が付いていないため、この選択肢は正しくありません。
B) 正解です。シングルクォート内では変数は展開されず、$VARがそのまま表示されます。
C) 誤りです。変数展開はダブルクォートを使用した場合に発生しますが、今回はシングルクォートのため展開されません。
D) 誤りです。$Helloが表示されることはありません。