LPIC-1 102試験模擬問題:17-20
問題17:groupdel
コマンドでグループを削除できない理由はどれですか?
A) グループが使用中のファイルがあるため
B) グループが削除対象のユーザーを所有しているため
C) グループがプライマリグループとして設定されたユーザーが存在するため
D) グループが sudo グループに含まれているため
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正解) C
【解説】
A) グループが使用中のファイルがあるため は誤りです。ファイルの使用中はグループ削除の直接的な理由にはなりません。
B) グループが削除対象のユーザーを所有しているため は誤りです。グループが特定のユーザーを所有しているという概念はありません。
C) グループがプライマリグループとして設定されたユーザーが存在するため が正解です。groupdel コマンドは、そのグループがプライマリグループとして設定されているユーザーが存在する場合、削除できません。ユーザーのプライマリグループを変更する必要があります。
D) グループが sudo グループに含まれているため は誤りです。sudo グループに含まれていることは削除できない理由にはなりません。
問題18:/etc/cron.allow
の役割はどれですか?
A) cronジョブを作成することを許可されたユーザーの一覧
B) cronジョブを実行できるグループの一覧
C) root専用のcronジョブ設定ファイル
D) cronジョブが最後に実行された時間を記録するファイル
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正解) A
【解説】
A) cronジョブを作成することを許可されたユーザーの一覧 が正解です。/etc/cron.allow は、cron ジョブを作成できるユーザーを制限するファイルです。指定されたユーザーのみが crontab コマンドを使用してジョブを作成できます。
B) cronジョブを実行できるグループの一覧 は誤りです。グループではなく、ユーザーの一覧が /etc/cron.allow に記載されます。
C) root専用のcronジョブ設定ファイル は誤りです。/etc/crontab などがroot用のジョブを管理しますが、/etc/cron.allow とは無関係です。
D) cronジョブが最後に実行された時間を記録するファイル は誤りです。これは cron.log や /var/log/cron のようなログファイルに記録されます。
問題19:crontab
コマンドの正しい説明はどれですか?
A) crontabファイルを作成・編集し、スケジュールされたジョブを管理するコマンド
B) ユーザーのcronジョブのログを表示するコマンド
C) cronデーモンを再起動するコマンド
D) 過去に実行されたcronジョブの一覧を表示するコマンド
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正解) A
【解説】
A) crontabファイルを作成・編集し、スケジュールされたジョブを管理するコマンド が正解です。crontab コマンドを使用して、ユーザーごとにジョブをスケジュールできます。crontab -e でファイルを編集し、ジョブを追加することができます。
B) ユーザーのcronジョブのログを表示するコマンド は誤りです。crontab コマンドはログ表示ではなくジョブの管理に使用します。
C) cronデーモンを再起動するコマンド は誤りです。デーモンの再起動は systemctl restart cron などで行います。
D) 過去に実行されたcronジョブの一覧を表示するコマンド は誤りです。ログ表示には tail /var/log/cron などを使用します。
問題20:systemdのタイマー機能で設定されているタイマーを一覧表示するコマンドはどれですか?
A) systemctl list-timers
B) systemctl show-timers
C) timerctl list
D) systemctl timers
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正解) A
【解説】
A) systemctl list-timers が正解です。このコマンドは、systemd タイマーの現在の状態と次回の実行予定を一覧表示します。
B) systemctl show-timers は誤りです。show-timers というコマンドは存在しません。
C) timerctl list は誤りです。このようなコマンドは存在しません。
D) systemctl timers は誤りです。timers というサブコマンドは存在しません。