LPIC-1 102試験 模試②:49-52

問題49:sudo設定ファイルに以下の記述がある場合、正しい動作はどれですか?(3つ選択)
john ALL=(ALL) /sbin/shutdown, NOPASSWD:/bin/mount, /sbin/useradd

A) johnが/bin/mountを実行する際にパスワードが不要
B) johnが/sbin/useraddを実行する際にパスワードが必要
C) johnが/sbin/shutdownを実行する際にパスワードが必要
D) johnが/sbin/useraddを実行する際にパスワードが不要

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正解)A,C,D

【解説】
A) johnが/bin/mountを実行する際にパスワードが不要
正解です。この設定では、NOPASSWD:が/bin/mountに指定されています。そのため、johnユーザーは/bin/mountコマンドを実行する際にパスワードを入力する必要がありません。
B) johnが/sbin/useraddを実行する際にパスワードが必要
誤りです。この設定ではNOPASSWD:が指定されていないため、johnユーザーが/sbin/useraddコマンドを実行する際にパスワードを求められることはありません。この記述では、/sbin/useraddはパスワード不要で実行可能です。
C) johnが/sbin/shutdownを実行する際にパスワードが必要
正解です。この設定では、NOPASSWD:が/sbin/shutdownには適用されていません。そのため、johnユーザーが/sbin/shutdownコマンドを実行する際にはパスワードを求められます。
D) johnが/sbin/useraddを実行する際にパスワードが不要
正解です。この設定では、NOPASSWD:は、直後のコマンドから行末にあるコマンドまで有効であるため、johnはこのコマンドをパスワードなしで実行できます。

問題50:/etc/nsswitch.confファイルで名前解決の順序を設定する記述として正しいものを選んでください。

A) hosts: files dns
B) localhost 127.0.0.1
C) nameserver 8.8.8.8
D) search example.com

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正解)A

【解説】
A) 正解です。この設定は、名前解決時にfiles(ローカルファイル)を先に、次にdns(DNSサーバ)を使用することを指定します。
B) 誤りです。この記述は/etc/hostsファイルに書かれるべき内容です。
C) 誤りです。この記述は/etc/resolv.confファイルに書かれるべき内容です。
D) 誤りです。この記述も/etc/resolv.confで使用される内容です。

問題51:DNSサーバの動作確認に適したコマンドは次のうちどれですか。

A) host
B) ip addr
C) dig
D) traceroute

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正解)C

【解説】
A) 誤りではありませんが、hostコマンドは簡易的なDNSクエリツールで、より詳細な確認には不向きです。
B) 誤りです。ip addrはネットワークインターフェースの情報を表示するコマンドで、DNS確認には使用しません。
C) 正解です。digは詳細なDNSクエリ情報を表示できるため、DNSの動作確認に有用です。
D) 誤りです。tracerouteはパケットの経路を調べるツールであり、DNS確認には使用しません。

問題52:特定のファイルを開いているプロセスを特定するコマンドとして正しいものを選んでください。

A) lsof
B) netstat
C) ss
D) kill

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正解)A

【解説】
A) 正解です。lsofは指定されたファイルを使用しているプロセスを表示します。
B) 誤りです。netstatはネットワーク接続やポート状態を確認するためのコマンドです。
C) 誤りです。ssもネットワーク関連情報の確認に使用します。
D) 誤りです。killはプロセスを終了させるコマンドであり、ファイルを特定する用途には使用できません。