LPIC-1 102試験 模試③:41-44

問題41:ホスト名を設定するコマンドとして正しいものは次のうちどれですか。

A) ip addr set hostname
B) hostnamectl set-hostname
C) nmcli set-hostname
D) echo hostname > /etc/hostname

解答解説を開く
正解)B

【解説】
A) 誤りです。ipコマンドはホスト名の設定には使用されません。
B) 正解です。hostnamectl set-hostnameはsystemdを採用したシステムでホスト名を設定する標準的なコマンドです。
C) 誤りです。nmcliはNetworkManagerのコマンドであり、ホスト名の設定には対応していません。
D) 誤りです。/etc/hostnameファイルに直接書き込む方法もありますが、これは推奨されていません。

問題42:ipコマンドを使用することで可能な操作は次のうちどれですか(2つ選択)。

A) ネットワークインターフェースの有効化
B) ホスト名の設定
C) ルーティングテーブルの変更
D) DNSサーバの設定

解答解説を開く
正解)A,C

【解説】
A) 正解です。ip link setコマンドでネットワークインターフェースを有効化できます。
B) 誤りです。ホスト名の設定はhostnamectlコマンドで行います。
C) 正解です。ip routeコマンドを使用してルーティングテーブルを変更できます。
D) 誤りです。DNSサーバの設定はresolv.confなどで行い、ipコマンドでは対応していません。

問題43:ネットワーク上で通信経路の問題を特定するために使用されるコマンドは次のうちどれですか。

A) ping
B) traceroute
C) nslookup
D) dig

解答解説を開く
正解)B

【解説】
A) 誤りです。pingは接続性を確認するためのコマンドであり、通信経路の特定には使用されません。
B) 正解です。tracerouteは通信経路を追跡し、どの経路で問題が発生しているかを特定するために使用されます。
C) 誤りです。nslookupはDNS情報を確認するためのコマンドです。
D) 誤りです。digもDNS情報を確認するコマンドであり、経路の確認には使用されません。

問題44:ソケットの状態を確認するために使用する推奨コマンドは次のうちどれですか。

A) netstat
B) ss
C) lsof
D) tcpdump

解答解説を開く
正解)B

【解説】
A) 誤りです。netstatは古いツールであり、現在は非推奨とされています。
B) 正解です。ssはソケットの状態を確認するための推奨されるコマンドです。
C) 誤りです。lsofはファイルとプロセスの関連を確認するツールであり、ソケット専用ではありません。
D) 誤りです。tcpdumpはネットワークトラフィックをキャプチャするツールであり、ソケットの状態確認には使用されません。