
【Docker入門】Dockerを始めるには

Dockerは、Windows、Mac、Linuxで動かすことができます。本サイトでは、WindowsでDockerを動かす方法を解説していきます。Macでもほとんどの場合、同様に動かすことができますので、細かな相違点は、ご自身で調べてみるとよいでしょう。DockerをWindowsで始めるための詳細な手順は以下の通りです。
1.Docker Desktopのインストール

- Docker Desktopは、Windows上でDockerを利用するための公式ソリューションです。
- Docker Desktopの公式サイトからインストーラーをダウンロードし、インストールします。
- インストール中には、Hyper-VやWindows Subsystem for Linux(WSL)の有効化が必要となる場合があります。
2.Hyper-Vの有効化
- Docker Desktopを利用するためには、Windows上での仮想化技術であるHyper-Vが有効化されている必要があります。
- コントロールパネルやPowerShellを使ってHyper-Vを有効化します。
3.Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2) の設定
- WSL 2を使用すると、Windows上でLinuxカーネルを実行し、高速なコンテナ環境を提供します。
- Docker DesktopはWSL 2をサポートしており、パフォーマンスの向上が期待できます。
- WSL 2の有効化とデフォルトのLinuxディストリビューションの設定が必要です。
4.Docker Desktopの設定と起動
- Docker Desktopをインストールした後、アイコンをダブルクリックして起動します。
- Docker Desktopの設定画面から必要なオプションやリソースの設定を行います。
5.Dockerイメージの取得と実行
- Docker Hubや他のレジストリからイメージを取得して、Windows上でコンテナを実行します。
- PowerShellやコマンドプロンプトからDockerコマンドを使ってコンテナを管理します。
6.Docker Composeの利用
- Docker Composeを使って複数のコンテナを定義し、一括管理することができます。
- Docker ComposeのYAMLファイルを作成し、
docker-compose up
コマンドでアプリケーションを起動します。
7.WindowsとLinuxのファイルシステムの連携

- Docker Desktopは、WindowsとLinuxのファイルシステムを連携させる機能を提供します。
- マウントポイントを設定して、Windows上のファイルをコンテナ内からアクセスできるようにします。
8.セキュリティとネットワークの設定

- Docker Desktopのセキュリティ設定やネットワーク設定を適切に行い、安全にコンテナを実行します。
- デフォルトの設定を確認し、必要に応じてファイアウォールやセキュリティグループを構成します。
9.リソースの管理と監視
- Docker Desktopのリソース制限機能を使用して、コンテナのメモリやCPUの使用量を管理します。
- Docker Desktopのダッシュボードやコマンドラインツールを使って、コンテナの状態を監視します。
10.コミュニティとサポートリソースの活用
- Docker Desktopの公式ドキュメントやコミュニティフォーラムを活用して、情報やサポートを収集します。
- オンラインコミュニティやユーザーグループに参加し、他のユーザーと知識を共有します。
これらの手順に従うことで、Windows上でDockerを始める準備が整います。