【Docker入門】PowerShellのインストール

このページで解説している内容は、以下の YouTube 動画の解説で見ることができます。

１．PowerShellとは

Dockerをコマンドで操作するには、Windows環境では、PowerShellを使っていくようになります。

　PowerShellは、Microsoftが開発したタスク自動化および構成管理フレームワークです。主にWindows環境で使用され、コマンドラインシェルとスクリプト言語の両方の機能を提供します。

　PowerShellは、UNIXやLinuxのシェルと同様にコマンドを実行し、システム管理や自動化のために使用されますが、Windows環境での操作や管理を目的としています。また、.NET Frameworkや.NET Coreを活用しており、強力なスクリプト言語としても機能します。PowerShellは、Windowsの多くの管理タスクやシステム管理作業を自動化し、効率的に実行するためのツールとして広く利用されています。

２．PowerShellを起動するには

　コマンドで新しいPowerShellを起動するには、「Windows」＋「R」キーで［ファイル名を指定して実行］ダイアログを開きます。入力窓に「powershell」と入力してEnterキーを押すか、「OK」をクリックします。

　管理者権限で起動したい場合は、「powershell」と入力して「Ctrl」+「Shift」キーを押しながら「Enter」キーを押して起動します。

　スタートメニューからも起動することができます。「スタート」を右クリック→「ターミナル」をクリックします。

３．PowerShellのバージョンを確認する。

　PowerShellのバージョンを確認するには、PowerShellを起動して、「$PSVersionTable」と入力して実行します。出力の内容からバージョンが確認できます。

新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!https://aka.ms/PSWindows

PS C:\Users\joeac> $PSVersionTable

Name                           Value
----                           -----
PSVersion                      5.1.22621.2506
PSEdition                      Desktop
PSCompatibleVersions           {1.0, 2.0, 3.0, 4.0...}
BuildVersion                   10.0.22621.2506
CLRVersion                     4.0.30319.42000
WSManStackVersion              3.0
PSRemotingProtocolVersion      2.3
SerializationVersion           1.1.0.1

　Windows11に標準でインストールされている Windows PowerShell はバージョンが古いため、起動すると新しいバージョンのPowerShellを使うように促されます。

実行した環境だと、5.1と表示されました。

　ちなみに、バージョンが 5系までは「Windows PowerShell」と呼ばれており、6系以降は単純に「PowerShell」と呼ばれています。

以下のURLから、PowerShellのダウンロードサイトへアクセスします。

https://aka.ms/PSWindows

・「PowerShellのダウンロード」ボタンをクリックします。