【Docker入門】Dockerのアーキテクチャ

Dockerのアーキテクチャは次のようになります。

クライアント・サーバーシステム

 Dockerはクライアント・サーバーモデルを採用しています。これにより、ユーザーがDockerコマンドを使用してコンテナの操作を行い、Dockerデーモンがそれらの操作を受け取って実行します。

Dockerクライアント

 DockerクライアントはユーザーとDockerデーモンとの間で通信を行います。ユーザーはDockerコマンドを使用して、イメージの作成、コンテナの起動、停止などの操作を実行します。クライアントはDockerデーモンにAPIリクエストを送信し、Dockerデーモンに操作を伝えます。

Dockerデーモン

 Dockerデーモンは、コンテナの管理や実行を担当します。デーモンは、クライアントからのリクエストを受け取り、イメージの管理、コンテナの作成、実行、停止、削除などの操作を実行します。また、デーモンはホストOS上で実行され、Dockerエンジンとして機能します。

レジストリ(Docker Hub)

 Dockerレジストリは、Dockerイメージの保存と共有のためのリポジトリです。Docker Hubは公式のDockerレジストリであり、ユーザーはDockerイメージをDocker Hubにプッシュしたり、Docker Hubからプルしたりすることができます。レジストリはイメージのバージョン管理やセキュリティのために重要な役割を果たします。

まとめ

 このように、Dockerのアーキテクチャはクライアント・サーバーモデルに基づいており、クライアントが操作を指示し、デーモンがその操作を実行する仕組みとなっています。また、レジストリはイメージの保存と共有を可能にし、Dockerの生態系を支える重要な要素です。