【Docker入門】イメージ操作コマンドのまとめ

以下は、主要なDockerイメージ操作コマンドのまとめです。

Docker Hubへのログイン

 Docker Hubは、Dockerイメージの共有や管理を行うための公式レジストリです。「docker login」コマンドを使用すると、Docker Hubにログインできます。ログインすると、イメージのプッシュやプルなどの操作が可能になります。

docker login

Docker Hubからログアウト

 Docker Hubからログアウトするには、「docker logout」コマンドを使用します。これにより、Docker Hubへのセッションが終了し、認証情報が削除されます。

docker logout

Docker Hubへのアップロード

 「docker image push」コマンドを使用すると、指定したイメージをDocker Hubにアップロードできます。アップロード先は、イメージ名とタグで指定します。この操作を行うには、事前にログインが必要です。

docker image push イメージ名[:タグ名]

Dockerfileからイメージ作成

 Dockerfileは、Dockerイメージを構築するためのビルド手順を記述するテキストファイルです。「docker image build」コマンドを使用して、指定されたDockerfileからイメージをビルドします。オプションを指定することで、ビルド時の挙動をカスタマイズできます。

docker image build [オプション] Dockerfileへのパス

コンテナからイメージ作成

 「docker container commit」コマンドは、実行中のコンテナから新しいイメージを作成します。このコマンドを使用すると、現在のコンテナの状態がそのままイメージに保存されます。ただし、この方法は通常、Dockerfileを使用してイメージをビルドするよりも推奨されません。

docker container commit [オプション] コンテナ名 イメージ名[:タグ名]

イメージの保存

 「docker image save」コマンドは、指定されたイメージをtarファイルに保存します。オプション-oを使用して、保存するファイル名を指定します。イメージ名を指定すると、そのイメージが保存されます。指定しない場合は、すべてのイメージが保存されます。

docker image save -o 保存ファイル名.tar [イメージ名]

イメージの読み込み

 「docker image load」コマンドは、保存されたtarファイルからイメージを読み込みます。オプション-iを使用して、読み込むtarファイルを指定します。

docker image load -i 保存ファイル名.tar

コンテナのエクスポート

 「docker container export」コマンドは、実行中のコンテナのファイルシステムをtarファイルとしてエクスポートします。この操作により、コンテナのファイルシステムが保存されます。

docker container export コンテナ名 > 保存ファイル名.tar

コンテナのインポート

 「docker container import」コマンドは、エクスポートされたコンテナから新しいイメージを作成します。指定されたtarファイルからファイルシステムをインポートし、新しいイメージを作成します。

docker container import 保存ファイル名.tar イメージ名[:タグ名]

まとめ

 これらのコマンドを理解し、適切に使用することで、Dockerのイメージやコンテナの操作を効果的に行うことができます。