【Docker入門】docker network create コマンド

 「docker network create」コマンドは、新しいネットワークを生成するためのDockerコマンドです。このコマンドを使用することで、ネットワークの作成と構成を行うことができます。

コマンド構文

docker network create [オプション] ネットワーク名

docker network create [オプション] ネットワーク名

オプション

以下に、「docker network create」コマンドのオプションを表にまとめます。

オプション説明
--driver, -d ネットワークのドライバを指定します。デフォルトは"bridge"ですが、他のドライバを指定することも可能です。
--ip-range 生成されたネットワークで使用されるIPアドレスの範囲を指定します。これにより、ネットワーク内の各コンテナに割り当てるIPアドレスを制御することができます。
--label 生成されたネットワークに設定するラベルを指定します。これにより、ネットワークを特定の目的や属性に関連付けることができます。
オプション

 これらのオプションは、新しいネットワークを生成する際に使用され、生成されるネットワークの構成や属性を指定するために利用されます。

使用例

docker network create --driver bridge --ip-range 172.18.0.0/16 --label prod_network production_network

意味

 この使用例では、「production_network」という名前の新しいネットワークを生成します。「--driver」オプションでドライバを「bridge」に設定し、「--ip-range」オプションでこのネットワークに割り当てるIPアドレスの範囲を指定しています。

 また、「--label」オプションでこのネットワークに「prod_network」というラベルを設定しています。これにより、このネットワークがプロダクション環境に関連付けられていることを示すことができます。

まとめ

 このようにして、「docker network create」コマンドを使用することで、Docker環境内で新しいネットワークを生成し、そのネットワークの設定をカスタマイズすることができます。