【Docker入門】コンテナにボリュームをマウントする

 コンテナにボリュームをマウントすることは、データの永続化や共有を実現する上で重要な機能です。以下に、Dockerfileに記述する方法とDockerコマンドで作成したボリュームをマウントする方法について詳しく解説します。

Dockerfileに記述する方法

 Dockerfile内でボリュームをマウントする方法は、VOLUME命令を使用することです。これにより、コンテナ内の特定のディレクトリをホストマシンのボリュームと関連付けることができます。

FROM ubuntu:latest

# コンテナ内のディレクトリをボリュームとしてマーク
VOLUME /app/data

# その他の命令や設定

 上記の例では、「/app/data」ディレクトリがボリュームとしてマークされています。このディレクトリは、後でコンテナ起動時にホストマシンのボリュームと関連付けることができます。

Dockerコマンドで作成したボリュームをマウントする方法

 Dockerコマンドを使用してボリュームを作成し、それをコンテナにマウントする方法もあります。以下に、指定したボリュームを指定したディレクトリにマウントする方法を示します。

docker run -v <ボリューム名>:<ディレクトリ名> <イメージ名>

 このコマンドは、指定したボリュームを指定したディレクトリにマウントします。例えば、「my_volume」という名前のボリュームを「/app/data」ディレクトリにマウントする場合は、次のようになります。

docker run -v my_volume:/app/data my_image

 これにより、コンテナ内の「/app/data」ディレクトリは、ホストマシン上のmy_volumeボリュームと関連付けられ、データの永続化や共有が実現されます。

まとめ

 コンテナにボリュームをマウントすることで、コンテナ間でデータを簡単に共有し、データの永続化を実現することができます。