
【Docker入門】noneネットワーク
「noneネットワーク」は、Dockerにおいてネットワーク接続を必要としないコンテナを作成する際に使用される特別なネットワークです。このネットワークは、コンテナがネットワークに接続されず、ネットワークインターフェースを持たないようにします。

以下に、noneネットワークの特徴と使用法を解説します。
特徴
ネットワークドライバ "null" は存在しない
Dockerでは、noneネットワークを作成するためにnull
というネットワークドライバは存在しません。代わりに、特別な設定を使用してネットワーク接続を無効化します。
ネットワーク接続を必要としないコンテナ作成
noneネットワークを使用すると、コンテナがネットワークに接続されず、ネットワーク通信が必要ない場合に便利です。例えば、システムのリソースを節約するために、ネットワーク通信が不要なバックグラウンドプロセスやシステムタスクを実行するコンテナを作成する際に使用されます。
使用法
Dockerコンテナをnoneネットワークに接続するには、コンテナを作成する際に「--network none
」オプションを使用します。
docker run --network none <イメージ名>
上記のコマンドを実行すると、ネットワーク接続を必要としないコンテナが作成されます。このコンテナは、ホストと完全に分離され、ネットワークリソースを使用しないため、リソース効率が向上します。
まとめ
noneネットワークは、セキュリティやパフォーマンスの観点からネットワーク通信を不要とする場合に有用であり、特にネットワーク接続が不要なコンテナを作成する場合に活用されます。