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AlmaLinux 9.6へVirtualBox Extension Packの適用
ここでは、ゲストOSの「AlmaLinux 9.6」に「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。
「VirtualBox Extension Pack」を適用すると、ホスト側のOSとゲスト側OSでシームレスにアクセスできるようになります。
具体的には、「VirtualBox Extension Pack」を適用する前は、ゲストOS（AlmaLinux 9.6）のウィンドウのサイズをシームレスに変更することができませんが、「VirtualBox Extension Pack」を適用することでシームレスにウィンドウのサイズを変更できるようになります。
「VirtualBox Extension Pack」のすべての機能が利用できるわけではありませんが、「クリップボードの共有」やホスト側のOSとゲスト側OSでシームレスにマウスの移動ができるようになるだけでも使い勝手は向上します。
それでは、「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。
AlmaLinux 9.6を VirtualBox にインストールしたら、dnf update を実行し再起動する必要があります。これは必ず必要な手順なのでアップデートしておきます。
・「アクティビティ」をクリックして「端末（ターミナル）」のアイコンをクリックします。
端末（ターミナル）が起動します。
・AlmaLinux 9.6をアップデートします。
次のコマンドを実行します。
$ sudo dnf update -yアップデートが実行されます。初回アップデートなので、かなり時間がかかります。
・アップデートが完了したら、再起動させます。
次のコマンドを実行します。
$ sudo reboot・コマンドで必要なパッケージをインストールします。
AlmaLinux9.6が再起動したら、ターミナルを起動させます。
次のコマンドを実行します。
$ sudo dnf install -y kernel-devel kernel-headers gcc make perl elfutils-libelf-devel・パッケージのインストールが完了したら、に VirtualBox のメニューから Guest Additions のディスクを挿入し、インストールスクリプトを実行します。
「デバイス」→「Gest Additions CDイメージの挿入」をクリックします。
・実行ボタンをクリックします。
「認証が必要です」とパスワードの入力が求められます。userのパスワードの入力が求められます。
・パスワードに「password」と入力して「認証」をクリックします。
Guest Additionsのインストールが始まります。少し時間がかかります。
・インストールが完了すると「Press Return to close this window…」と表示されたら「Enter」キーを押す。
・Guest Additions のディスクを取り出します。
「強制マウント解除」ボタンをクリックします。
・「Gest Additions」をアップグレードします。
「デバイス」→「Gest Additionsのアップグレード」を選択します。
インストールが始まります。インストールには少し時間がかかります。
・プログレスバーが100％になるまで待ちます。
・ホストOSとゲストOSでクリップボードを共有できるようにします。
「デバイス」→「クリップボード」→「双方向」をクリックします。
・ホストOSとゲストOSでファイルを「ドラッグ＆ドロップ」できるようにします。
「デバイス」→「ドラッグ＆ドロップ」→「双方向」をクリックします。
※この記事を作成時では、この起用は使えないようです。
・ゲストOS（AlmaLinux 9.6）のウィンドウサイズを変更します。
ウィンドウのサイズを自由に変更できるようになっています。
ウィンドウが広くなりました。
・「クリップボードを共有」を試します。
「アクティビティ」からテキストエディタである「gedit」を起動します。
ホストOS（Windows11）側のテキストをクリップボードにコピーします。
ゲストOS（AlmaLinux 9.6）のテキストエディタにクリップボードの内容をペーストします。
「クリップボードの共有」ができるようになっていることが確認できます。
「VirtualBox Extension Pack」とゲストOSには相性があり、すべての機能が利用できないケースがあります。
しかし、「VirtualBox Extension Pack」を適用することで使い勝手は向上します。適用させるかどうかは、自己責任で行ってください。