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Debian 12へVirtualBox Extension Packの適用

ここでは、ゲストOSの「Debian 12」に「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。

 「VirtualBox Extension Pack」を適用すると、ホスト側のOSとゲスト側OSでシームレスにアクセスできるようになります。具体的にはクリップボードの共有やファイルのドラックアンドドロップで双方向にファイルをやりとりできるようになります。これは大変便利です。

 また、「VirtualBox Extension Pack」を適用する前は、ゲストOS(Debian 12)のウィンドウのサイズをシームレスに変更することができませんでしたが、「VirtualBox Extension Pack」を適用するとシームレスにウィンドウのサイズを変更できるようになります。

 途中、問題が発生しているとメッセージが出てきたり、エラーも表示されますが、「VirtualBox Extension Pack」のすべての機能は利用できませんが、一部の機能が利用できるようになります。この機能が利用できるだけでも使い勝手はよくなります。

それでは、「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。

「デバイス」→「Gest Additions CDイメージの挿入」をクリックします。

・「アクティビティ」をクリックします。

・「ファイル」アイコンをクリックします。

・「VBox_GAs」をクリックします。

・「autorun.sh」を右クリックして、「Open With...」をクリックします。

・「ソフトウェアの実行」を選択して「開く(O)」ボタンをクリックします。

・「実行」ボタンをクリックします。

・管理者のパスワードを入力して「認証」ボタンをクリックします。

・「Press Return to close this window...」と表示されたら、Enterキーを押します。

・メニューの「デバイス」→「Gest Additionsのアップグレード」を選択します。

インストールが始まります。

エラーメッセージが表示されます。

一部の機能が利用できない可能性があります。

・「通知センター」を閉じます。

「Gest Additions CDイメージ」を取り出します。

・「デバイス」→「光学ドライブ」「仮想ドライブからディスクを除去」をクリックします。

・「強制マウント解除」ボタンをクリックします。

インストールが完了したら、ここで、再起動させます。

・「電源」アイコンをクリックし、さらに内側の「電源」アイコンをクリックして、「再起動...」をクリックします。

・「再起動」ボタンをクリックします。

・再起動したら、「user01」を選択します。

・パスワードを入力して、Enterキーを押します。

デスクトップが表示されます。

ホストOSとゲストOSでクリップボードを共有できるようにします。

・「デバイス」→「クリップボード」→「双方向」をクリックします。

ホストOSとゲストOSでファイルを「ドラッグ&ドロップ」できるようにします。

「デバイス」→「ドラッグ&ドロップ」→「双方向」をクリックします。

ゲストOS(Debian 12)のウィンドウのサイズを自由に変更できるようになっています。

ウィンドウが広くなりました。

・ホストOS(Windows11)側のテキストファイルをゲストOS(Debian 12)側にドラッグ&ドロップします。

VirtualBox7.0.20と「Debian 12」の組み合わせでは、うまくいかないようです。

クリップボードを共有」を試してみます。

・「アプリケーションを表示する」ボタンをクリックして、「テキストエディタ」を起動します。

・ホストOS(Windows11)側のテキストをクリップボードにコピーします。

・ゲストOS(Debian 12)のテキストエディタにクリップボードの内容をペーストします。

「クリップボードの共有」はうまくいきました。


 現時点では、「VirtualBox Extension Pack」とゲストOSには相性があり、すべての機能が利用できません。

 しかし、ウィンドウのサイズを変更できたり、クリップボードを共有できる機能は大変重宝します。VirtualBoxのバージョンが上がるとサポートされる場合もあるため、VirtualBoxのバージョンが上がる度にインストールして確認してみるとよいでしょう。