このページで解説している内容は、以下の YouTube 動画の解説で見ることができます。

Ubuntu 22.04 LTSへVirtualBox Extension Packの適用

 ここでは、ゲストOSの「Ubuntu 22.04 LTS」に「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。

 「VirtualBox Extension Pack」を適用すると、ホスト側のOSとゲスト側OSでシームレスにアクセスできるようになります。具体的にはクリップボードの共有やファイルのドラックアンドドロップで双方向にファイルをやりとりできるようになります。これは大変便利です。

 また、「VirtualBox Extension Pack」を適用する前は、ゲストOS(Ubuntu 22.04 LTS)のウィンドウのサイズをシームレスに変更することができませんでしたが、「VirtualBox Extension Pack」を適用するとシームレスにウィンドウのサイズを変更できるようになります。

 「Ubuntu 22.04 LTS」インストールして起動していると「OSのアップデート」をするかどうかをダイアログボックスで問われてきますが、そこでOSをアップデートすると「VirtualBox Extension Pack」を適用できなくなるので注意してください。

 途中、問題が発生しているとメッセージが出てきたり、エラーも表示されますが、「VirtualBox Extension Pack」のすべての機能は利用できませんが、一部の機能が利用できるようになります。この機能が利用できるだけでも使い勝手はよくなります。

それでは、「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。

「デバイス」→「Gest Additions CDイメージの挿入」をクリックします。

光学ドライブ(CD-/DVD-ROM)をクリックします。

すると、光学ドライブ(CD-/DVD-ROM)の中身が表示されます。

「autorun.sh」を右クリックしてポップアップメニューを表示します。

「プログラムとして実行」をクリックします。

「認証が必要です」とパスワードの入力が求められます。user01のパスワードの入力が求められます。

パスワードに「password」と入力して「認証」をクリックします。

「VirtualBox Extension Pack」のインストールが始まります。

途中で止まっているように感じるかもしれませんが、少し待ちます。

問題が発生していることがメッセージで表示されていますが、インストール作業を続けていきます。

「Press Return to close this window...」が表示されたら、「Return」キーを押します。

「×」を押して、光学ドライブ(CD-/DVD-ROM)のディレクトリを閉じます。

「Gest Additions CDイメージ」を取り出します。

「デバイス」→「光学ドライブ」「仮想ドライブからディスクを除去」をクリックします。

「強制マウント解除」ボタンをクリックします。

「Gest Additions」をアップグレードします。

「デバイス」→「Gest Additionsのアップグレード」を選択します。

プログレスバーが100%になるまで待ちます。

エラーメッセージが表示されます。

一部の機能が利用できない可能性があります。

「通知センター」を閉じます。

インストールが完了したら、ここで、再起動させます。

ホストOSとゲストOSでクリップボードを共有できるようにします。

「デバイス」→「クリップボード」→「双方向」をクリックします。

ホストOSとゲストOSでファイルを「ドラッグ&ドロップ」できるようにします。

「デバイス」→「ドラッグ&ドロップ」→「双方向」をクリックします。

ゲストOS(Ubuntu 22.04 LTS)のウィンドウのサイズを自由に変更できるようになっています。

ウィンドウが広くなりました。

 ホストOS(Windows11)側のテキストファイルをゲストOS(Ubuntu 22.04 LTS)側にドラッグ&ドロップします。

VirtualBox7.0と「Ubuntu 22.04 LTS」の組み合わせでは、うまくいかないようです。

「クリップボードを共有」を試してみます。

「アプリケーションを表示する」ボタンをクリックして、「テキストエディタ」を起動します。

ホストOS(Windows11)側のテキストをクリップボードにコピーします。

ゲストOS(Ubuntu 22.04 LTS)のテキストエディタにクリップボードの内容をペーストします。

「クリップボードの共有」はうまくいきました。

 「VirtualBox Extension Pack」とゲストOSには相性があり、すべての機能が利用できないケースがあります。

 しかし、「VirtualBox Extension Pack」を適用することで使い勝手は向上します。適用させるかどうかは、自己責任で行ってください。