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Ubuntu 24.04 LTSへVirtualBox Extension Packの適用(安定版)

ここでは、ゲストOSの「Ubuntu 24.04 LTS」に「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。

2024/09/14:VirtualBox7.1.0では、画面がチラつくことがありますが安定して動作するようになりましたので改めて紹介します。

 「VirtualBox Extension Pack」を適用すると、ホスト側のOSとゲスト側OSでシームレスにアクセスできるようになります。具体的にはクリップボードの共有やファイルのドラックアンドドロップで双方向にファイルをやりとりできるようになります。これは大変便利です。

 また、「VirtualBox Extension Pack」を適用する前は、ゲストOS(Ubuntu 24.04 LTS)のウィンドウのサイズをシームレスに変更することができませんでしたが、「VirtualBox Extension Pack」を適用するとシームレスにウィンドウのサイズを変更できるようになります。

 「VirtualBox Extension Pack」のすべての機能を利用することは、Ubuntu 24.04 LTS では、できませんが、一部の機能が利用できるようになります。この機能が利用できるだけでも使い勝手はよくなります。

それでは、「VirtualBox Extension Pack」を適用させていきます。

「デバイス」→「Gest Additions CDイメージの挿入」をクリックします。

・光学ドライブ(CD-/DVD-ROM)をクリックします。

すると、光学ドライブ(CD-/DVD-ROM)の中身が表示されます。


「autorun.sh」を右クリックしてポップアップメニューを表示します。

・「プログラムとして実行」をクリックします。


「認証が必要です」とパスワードの入力が求められます。user01のパスワードの入力が求められます。

パスワードに「password」と入力して「認証」をクリックします。

「VirtualBox Extension Pack」のインストールが始まります。

途中で止まっているように感じるかもしれませんが、少し待ちます。

「Press Return to close this window…」が表示されたら、「Return」キーを押します。

「×」を押して、光学ドライブ(CD-/DVD-ROM)のディレクトリを閉じます。

「Gest Additions CDイメージ」を取り出します。

・「デバイス」→「光学ドライブ」「仮想ドライブからディスクを除去」をクリックします。


・「強制マウント解除」ボタンをクリックします。


 「Gest Additions」をアップグレードですが、「デバイス」→「Gest Additionsのアップグレード」で選択してインストールすることができますが、現時点ではインストール時にエラーが発生します。

「Gest Additionsのアップグレード」を行うと、Ubuntu 24.04 LTSの動作が不安定となるため、ここでは行わないことにします。


ここで、再起動させます。

ホストOSとゲストOSでクリップボードを共有できるようにします。

・「デバイス」→「クリップボード」→「双方向」をクリックします。


ホストOSとゲストOSでファイルを「ドラッグ&ドロップ」できるようにします。

「デバイス」→「ドラッグ&ドロップ」→「双方向」をクリックします。


ゲストOS(Ubuntu 24.04 LTS)のウィンドウのサイズを自由に変更できるようになっています。

ウィンドウが広くなりました。


・ホストOS(Windows11)側のテキストファイルをゲストOS(Ubuntu 24.04 LTS)側にドラッグ&ドロップします。

VirtualBox7.1.0と「Ubuntu 24.04 LTS」の組み合わせでは、うまくいかないようです。


「クリップボードを共有」を試してみます。

・「アプリケーションを表示する」ボタンをクリックして、「テキストエディタ」を起動します。


・ホストOS(Windows11)側のテキストをクリップボードにコピーします。

・ゲストOS(Ubuntu 24.04 LTS)のテキストエディタにクリップボードの内容をペーストします。

「クリップボードの共有」はうまくいきました。


 現時点では、「VirtualBox Extension Pack」とゲストOSには相性があり、すべての機能が利用できませんが、クリップボードの共有はかなり便利です。「VirtualBox Extension Pack」を適用することで、この機能が使えるようになります。