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Linuxコマンド演習24

以下のコマンドの演習を行います。
実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。
演習01:ps コマンド
・現在、ログインしているユーザーが起動しているプロセスを表示します。
$ ps
PID TTY TIME CMD
3224 pts/0 00:00:00 bash
3327 pts/0 00:00:00 ps
一番右の列である「CMD」を見ると、bash と ps が表示されています。これは、現在、ログインしているユーザーがシェルとして bash を起動しており、端末(ターミナル)から ps コマンドを実行していることを意味しています。
他のプロセスを起動して、ps コマンドの出力がどのように変わるのかを確認します。
・「sleep 60 &」コマンドを実行します。このコマンドは、60秒間、動作を待つようにするコマンドです。バックグラウンドで実行します。
$ sleep 60 &
・60秒以内にps コマンドを実行します。
$ ps
PID TTY TIME CMD
3224 pts/0 00:00:00 bash
3567 pts/0 00:00:00 sleep
3574 pts/0 00:00:00 ps
bash と ps に加えて sleep コマンドも表示されていることが確認できます。
・60秒時間をおいて、再度 ps コマンドを実行します。
$ ps
PID TTY TIME CMD
3224 pts/0 00:00:00 bash
3621 pts/0 00:00:00 ps
[1]+ 終了 sleep 60
ps コマンドの出力から、 sleep コマンドの表示が消えています。バックグラウンドで実行されたsleepコマンドが終了したとメッセージが表示されています。
演習02:「data」ファイルを作成する。
・以下のコマンドを実行して「data」ファイルを作成します。
echoコマンドの改行オプションとして「-e」を指定することで、「\n」改行コードを入れることができます。
$ echo -e "Hello World\n\n\n\nHello Linux" > data
・cat コマンドで、作成した「data」ファイルを確認します。
$ cat data
Hello World
Hello Linux
演習03:cat コマンド
・「data」ファイルを行番号を付けて表示します。
$ cat -n data
1 Hello World
2
3
4
5 Hello Linux
・空行以外の行のみに番号を付けて表示します。
$ cat -b data
1 Hello World
2 Hello Linux
演習終了時の作業:ファイルの削除
・この演習で作成したファイルを削除します。
$ rm data