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Linuxコマンド演習28
以下のコマンドの演習を行います。
実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。
演習01:エイリアスを設定する。
エイリアスを使うことで、作業を効率化し、より簡潔で読みやすいコマンドを利用することができます。ここでは、エイリアスは一時的を設定していきます。
一時的に設定したエイリアスはセッションが終了すると自動的に削除されるため、通常の使用では明示的に削除する必要はありません。
・以下のエイリアスを設定します。
$ alias ll='ls -l'
・設定したエイリアス「ll」を実行します。
$ ll
合計 0
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 66 1月 19 01:48 Desktop
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Documents
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Downloads
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Music
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Pictures
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Public
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Templates
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Videos
・作成済みのエイリアスを表示します。
引数なしでalias コマンドを実行すると、設定済みのエイリアスが表示されます。
$ alias
alias egrep='egrep --color=auto'
alias fgrep='fgrep --color=auto'
alias grep='grep --color=auto'
alias l.='ls -d .* --color=auto'
alias ll='ls -l'
alias ls='ls --color=auto'
alias myalias='ls -l'
alias vi='vim'
alias which='alias | /usr/bin/which --tty-only --read-alias --show-dot --show-tilde'
演習02:オプションを組み合わせて実行する。
エイリアスとオプションを組み合わせて実行します。
・エイリアス「ll」に隠しファイルを含めて全てのファイルを表示する「-a」オプションを追加して実行します。
$ ll -a
合計 104
drwx------. 16 user01 user01 4096 1月 27 12:04 .
drwxr-xr-x. 6 root root 58 1月 13 22:55 ..
-rw-------. 1 user01 user01 13020 1月 27 12:04 .ICEauthority
-rw-------. 1 user01 user01 13740 1月 27 02:36 .bash_history
-rw-r--r--. 1 user01 user01 18 11月 25 2021 .bash_logout
(省略)
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Pictures
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Public
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Templates
drwxr-xr-x. 2 user01 user01 6 1月 3 12:48 Videos
・エイリアス「ll」に「/etc」を指定して実行します。
$ ll /etc
(省略)
drwxr-xr-x. 2 root root 21 12月 31 17:32 xml
drwxr-xr-x. 6 root root 100 12月 31 17:33 yum
-rw-r--r--. 1 root root 970 10月 2 2020 yum.conf
drwxr-xr-x. 2 root root 220 10月 2 2020 yum.repos.d
演習03:エイリアスを削除する。
・作成したエイリアスを削除します。
エイリアスは、unalias
コマンドを使用して削除することができます。
$ unalias ll
これにより、「ll
」 というエイリアスが削除されます。ただし、一時的に設定したエイリアスはセッションが終了すると自動的に削除されるため、通常の使用では明示的に削除する必要はありません。