このページで解説している内容は、以下の YouTube 動画の解説で見ることができます。

Linuxコマンド演習30

以下のコマンドの演習を行います。

実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。

演習01:シェル変数を設定する。

・シェル変数を設定します。

 変数は 「変数名=値」 の形式で設定します。変数名には大文字と小文字が区別されます。「=」の前後にスペースを入れないようにします。下の例では「'」で括る必要はありません。

$ var='infra-linux'

・シェル変数を表示します。

変数の値を表示するには、「$」を使います。

$ echo $var
infra-linux

演習02:シェル変数名の小文字と大文字の違いを確認する。

・シェル変数名の小文字と大文字の違いを確認します。

シェルは変数名の小文字と大文字を区別します。例えば、'var' と 'VAR' は異なる変数です。

$ VAR='INFRA-LINUX' #小文字と大文字を区別するため変数名は重複しない
$ echo $var
infra-linux
$ echo $VAR
INFRA-LINUX

小文字と大文字を区別するため変数名は重複しません。

演習03:変数の再代入

・シェル変数「var」を新しい値で上書きします。

既存の変数に新しい値を代入することで、変数の値を更新できます。

$ var='CentOS'
$ echo $var
CentOS

演習04:シェル変数の削除

・シェル変数「var」を削除します。

unsetコマンドを使用すると変数を削除することができます。

$ unset var
$ echo $var
       # 表示されません

演習05:シェル変数の有効範囲を確認します。

・シェル変数の有効範囲を確認します。以下のコマンドを実行します。

 変数は設定したシェルの中だけで有効です。新しく起動したサブシェルからは参照することはできません。

# 変数の有効範囲
$ var=infra-linux
$ echo $var  #変数varの内容を表示
infra-linux  #新しいサブシェルを起動
$ bash     #新しいサブシェルを起動
$ echo $var  #新しいサブシェルでvarの内容を表示
        #何も表示されない
$ exit    #サブシェルを終了
exit
$ echo $var
infra-linux #元のシェルでは、変数varの内容が表示される