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Linuxコマンド演習49

以下のコマンドの演習を行います。

実際にコマンド操作を行いながら、Linuxの操作に慣れていきましょう。

演習01:増設したディスクを確認する。

・増設したディスクのデバイス名を確認します。

 fdiskコマンドに「-l」オプションを指定して実行します。fdiskコマンドを実行するために、まず、rootユーザーに切り替えておきます。

$ su -
パスワード:
最終ログイン: 2024/02/10 (土) 13:15:22 JST日時 pts/0
# fdisk -l

Disk /dev/sda: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
Disk label type: dos
ディスク識別子: 0x000a53d9

デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sda1   *        2048     2099199     1048576   83  Linux
/dev/sda2         2099200    41943039    19921920   8e  Linux LVM

Disk /dev/sdb: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
(省略)

 「Disk /dev/sdb: 21.5 GB, 21474836480 bytes, 41943040 sectors」の出力より、「/dev/sdb」として認識されていることが確認できます。

演習02:マウントポイントを作成する。

・マウントポイント「/mnt/data」を作成します。

# mkdir /mnt/data
# ls /mnt
data

演習03:ファイルシステムをマウントする。

・現在マウントされているファイルシステムの一覧と各ファイルシステムのタイプを表示します。

当然ながら、これからマウントしようとしている「/dev/sdb1」はありません。

# df -T
ファイルシス            タイプ   1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
devtmpfs                devtmpfs      923972       0   923972    0% /dev
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /dev/shm
tmpfs                   tmpfs         940932    9684   931248    2% /run
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/centos-root xfs         17811456 6552288 11259168   37% /
/dev/sda1               xfs          1038336  302328   736008   30% /boot
tmpfs                   tmpfs         188188      32   188156    1% /run/user/1000

・'/dev/sdb1' デバイス上の ext4 ファイルシステムを '/mnt/data' マウントポイントにマウントします。

# mount -t ext4 /dev/sdb1 /mnt/data

・現在マウントされているファイルシステムの一覧と各ファイルシステムのタイプを表示します。

# df -T
ファイルシス            タイプ   1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
devtmpfs                devtmpfs      923972       0   923972    0% /dev
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /dev/shm
tmpfs                   tmpfs         940932    9684   931248    2% /run
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/centos-root xfs         17811456 6551132 11260324   37% /
/dev/sda1               xfs          1038336  302328   736008   30% /boot
tmpfs                   tmpfs         188188      32   188156    1% /run/user/1000
/dev/sdb1               ext4         5029504   20472  4730504    1% /mnt/data

「/dev/sdb1」がマウントポイント「/mnt/data」にマウントされていることが確認できます。

演習04:ファイルシステムをアンマウントする。

・'/mnt/data' マウントポイントにマウントされたファイルシステムをアンマウントします。

# umount /mnt/data

演習05:マウントされたファイルシステムの一覧を表示する。

現在マウントされているファイルシステムの一覧と各ファイルシステムのタイプを表示します。

# df -T
ファイルシス            タイプ   1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
devtmpfs                devtmpfs      923972       0   923972    0% /dev
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /dev/shm
tmpfs                   tmpfs         940932    9680   931252    2% /run
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/centos-root xfs         17811456 6549896 11261560   37% /
/dev/sda1               xfs          1038336  302328   736008   30% /boot
tmpfs                   tmpfs         188188      36   188152    1% /run/user/1000

「/dev/sdb1」がマウントポイントが一覧からなくなっていることが分かります。

演習06:ファイルシステムをマウントして、Linuxを再起動する。

・再度、'/dev/sdb1' デバイス上の ext4 ファイルシステムを '/mnt/data' マウントポイントにマウントします。マウントしたら「shutdown -r now」コマンドでLinuxを再起動します。

# mount -t ext4 /dev/sdb1 /mnt/data
# shutdown -r now

演習07:マウントされているファイルシステムを確認します。

・Linuxが再起動したら、ターミナルでマウントポイント「/mnt/data」が存在するかを確認します。

$ su -
パスワード:
最終ログイン: 2024/02/11 (日) 23:03:43 JST日時 pts/0
# df -T
ファイルシス            タイプ   1K-ブロック    使用   使用可 使用% マウント位置
devtmpfs                devtmpfs      923972       0   923972    0% /dev
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /dev/shm
tmpfs                   tmpfs         940932    9688   931244    2% /run
tmpfs                   tmpfs         940932       0   940932    0% /sys/fs/cgroup
/dev/mapper/centos-root xfs         17811456 6548680 11262776   37% /
/dev/sda1               xfs          1038336  302328   736008   30% /boot
tmpfs                   tmpfs         188188      24   188164    1% /run/user/1000

再起動すると、マウントポイント「/mnt/data」がなくなっていることが分かります。

演習08:'/etc/fstab' ファイルの中身を確認します。

・「cat /etc/fstab」コマンドを実行します。

# cat /etc/fstab

#
# /etc/fstab
# Created by anaconda on Sun Dec 31 17:31:27 2023
#
# Accessible filesystems, by reference, are maintained under '/dev/disk'
# See man pages fstab(5), findfs(8), mount(8) and/or blkid(8) for more info
#
/dev/mapper/centos-root /                       xfs     defaults        0 0
UUID=7d11fb5c-d18e-4e5b-ba40-9774000b702d /boot                   xfs     defaults        0 0
/dev/mapper/centos-swap swap                    swap    defaults        0 0

'/etc/fstab' にマウントポイント「/mnt/data」がありません。

 '/etc/fstab' にマウントポイント「/mnt/data」の記載がないため、システムが起動するたびにマウントする必要があります。それを回避するためには '/etc/fstab' に設定を追記しておく必要があります。