【Linux入門】旧デバイスファイル

IDEデバイスファイル

  • 以前のLinuxシステムでは、IDE（Integrated Drive Electronics）デバイスを表すために、特定のデバイスファイルが使用されていました。
  • IDEデバイスファイルは、/devディレクトリ内に、hda（プライマリ・マスター）、hdb（プライマリ・スレーブ）、hdc（セカンダリ・マスター）、hdd（セカンダリ・スレーブ）などの名前で配置されていました。

統合されたデバイスファイル

  • 現代のLinuxシステムでは、IDEデバイスファイルやSCSI、USB、IEEE1394などのデバイスファイルは、統一的な方式で表されるようになりました。
  • ブロックデバイスとしては、'/dev/sdX' 形式が一般的に使用されます。ここで、Xはアルファベットで表される番号で、a、b、cなどが割り当てられます。
  • これにより、IDEデバイスファイルやSCSIデバイスファイル、USBデバイスファイルなど、異なる種類のデバイスが統一的な方法で識別されるようになりました。
統合されたデバイス

新しいデバイスファイルの命名規則

  • 新しいデバイスファイルの命名規則では、以下のような命名規則が一般的に採用されています。
    ・ブロックデバイス：/dev/sdX（Xはアルファベット）
    ・キャラクタデバイス：/dev/ttyX（Xは数字）
  • これにより、ブロックデバイスとキャラクタデバイスの区別が容易になり、デバイスの種類が直感的に理解できます。

まとめ

  • 旧来のIDEデバイスファイルやSCSIデバイスファイルなどのデバイスファイルは、特定のハードウェアインターフェースに依存しており、システム管理や操作が複雑でした。
  • 統合されたデバイスファイルシステムにより、異なる種類のデバイスが同じ方法で識別されるようになり、管理がより統一され、操作が容易になりました。
  • 新しいデバイスファイルの命名規則により、ブロックデバイスとキャラクタデバイスの区別が容易になり、デバイスの種類が直感的に理解できるようになりました。