【Linux入門】プライベートアドレスとグローバルアドレス

 プライベートアドレスとグローバルアドレスは、IPアドレスの割り当てに関連する概念です。以下に、それぞれの概念について詳しく解説します。

プライベートアドレス

  • プライベートアドレスは、インターネット上の特定のネットワーク内でのみ有効なアドレスです。
  • グローバルインターネット上でルーティングされることはなく、特定のローカルネットワーク内でのみ使用されます。
  • プライベートアドレスの範囲は、IPv4の場合、以下の3つのブロックに分かれます。
クラス範囲
クラスA10.0.0.0~10.255.255.255(CIDR表記:10.0.0.0/8)
クラスB172.16.0.0~172.31.255.255(CIDR表記:172.16.0.0/12)
クラスC192.168.0.0~192.168.255.255(CIDR表記:192.168.0.0/16)
プライベートアドレス

プライベートアドレスは、家庭用ネットワークや企業内LANなどの内部ネットワークで広く使用されています。

グローバルアドレス

  • グローバルアドレスは、インターネット上で一意であり、インターネット上での通信に使用されるアドレスです。
  • インターネット上の全てのデバイスは、グローバルアドレスを持っており、これにより他のデバイスと通信することが可能です。
  • グローバルアドレスの割り当ては、インターネット上のルーターやISP(Internet Service Provider)によって行われます。
  • グローバルアドレスは、特定のプライベートアドレスと一致しないように設計されています。

まとめ

 プライベートアドレスとグローバルアドレスは、それぞれ異なる目的と用途を持ち、適切に設定されることで、ネットワークのセキュリティや効率性が確保されます。プライベートアドレスは、内部ネットワーク内のデバイス間の通信に使用され、グローバルアドレスはインターネット上での通信に使用されます。