
【Linux入門】who コマンド
コマンドの概要
「who」コマンドは、現在ログインしているユーザーの情報を表示するためのコマンドです。ユーザー名、ログイン時刻、ログイン元の端末などの情報を表示します。
主なオプションと説明
オプション | 説明 |
---|---|
-a, --all | 全ての情報を表示する。(-b -d --login -p -r -t -T -u と同じ) |
-b, --boot | 最後にシステムが起動した時刻 |
-d, --dead | 終了したプロセスを表示 |
-H, --heading | ヘッダ行を表示 |
-l, --login | システムのログインプロセスを表示する。 |
-m | 準入力に関連づけられたホスト名とユーザのみを表示する。 |
-p, --process | init によって起動されたアクティブプロセスを表示する。 |
-q, --count | ログイン中のユーザのログイン名とユーザ数 |
-r, --runlevel | 現在のランレベルを表示 |
-s, --short | 名前, 行および時間のみを表示 (標準) |
-t, --time | 最後にシステムの時刻が変更された時刻を表示 |
-T, -w, --mesg | ユーザのメッセージ状態を +, - または ? で追記 |
-u, --user | ログイン中のユーザを一覧 |
コマンドの使用例と解説
1.ログイン中のユーザーの一覧
「who」コマンドを実行すると、現在ログインしているユーザーのログイン名と使用している端末、ログイン時刻、ログインしている場所が表示されます。
$ who
user01 :0 2024-02-24 12:47 (:0)
user01 pts/0 2024-02-24 13:22 (:0)
user01 pts/1 2024-02-24 13:34 (:0)
2.自分の情報だけを表示
「who -m」コマンドを実行すると、whoコマンドを実行したユーザーの名前と端末のみが表示されます。
$ who -m
user01 pts/1 2024-02-24 13:34 (:0)
3.最後にシステムが起動した時刻
「who -b」コマンドを実行すると最後にシステムが起動した時刻が表示されます。
$ who -b
システム起動 2024-02-24 12:44
まとめ
「who」コマンドは、現在のログイン状態やシステムの利用状況を把握するのに役立ちます。オプションを組み合わせて使用することで、必要な情報を簡単に取得できます。