【Linux】ファイルパス
ファイルパスは、ファイルやディレクトリの場所を指定するための文字列です。これにより、システム上の特定のファイルやディレクトリにアクセスできます。
ファイルパスは、ファイルシステム内の位置を指定する方法を示します。LinuxやUNIX系のオペレーティングシステムでは、ファイルパスはスラッシュ (/) で区切られた階層構造を持ちます。
絶対パスと相対パス
ファイルパスには、次の2つの主要なタイプがあります。
- 絶対パス:ルートディレクトリ (/) から始まり、ファイルやディレクトリの完全なパスを指定します。
- 相対パス:カレントディレクトリからの相対的な位置を指定します。
絶対パス
絶対パスは、ルートディレクトリ (/) から始まり、ファイルやディレクトリの完全な位置を示します。絶対パスを使用すると、特定のファイルやディレクトリをシステム内のどこにでも正確に指定することができます。
例えば、
/home/user/documents/file.txt
このパスは、ルートディレクトリ (/) から出発し、home
ディレクトリ、user
ディレクトリ、documents
ディレクトリを経由して、最終的に file.txt
を指定しています。
相対パス
相対パスは、カレントディレクトリを基準として、ファイルやディレクトリの位置を指定します。カレントディレクトリは、ユーザーが現在作業しているディレクトリを指します。相対パスを使用すると、現在の作業ディレクトリからの相対的な位置を指定してファイルやディレクトリにアクセスできます。
例えば、
documents/file.txt
このパスは、カレントディレクトリから documents
ディレクトリに移動し、その中の file.txt
を指定しています。
まとめ
ファイルパスは、システム管理、開発、ファイル操作などのさまざまな場面で重要です。正確なファイルパスを指定することは、ファイルやディレクトリにアクセスするための基本的なステップです。