LPIC問題：85-88

正解) B

【解説】
A) 777：これはすべてのユーザーに全ての権限を与えますが、デフォルト設定ではありません。

B) 644：新しいファイルのデフォルトのアクセス権は666（読み書き権限）からumask値（0022）を引いたものです。つまり、644になります。これが正解です。

C) 755：これはデフォルトのディレクトリのアクセス権になりますが、ファイルには適用されません。

D) 666：これはumaskが適用されていない場合のデフォルトのアクセス権ですが、通常はumaskが設定されています。

正解) D

【解説】
A) 読み取り: これは基本的なアクセス権の1つです。

B) 書き込み: これも基本的なアクセス権の1つです。

C) 実行: これも基本的なアクセス権の1つです。

D) スティッキービット：スティッキービットは特殊なアクセス権で、主にディレクトリに適用され、ディレクトリ内のファイルを削除できるのはそのファイルの所有者だけに制限されます。これが正解です。

正解) B

【解説】
A) 実行時のユーザーの権限: 通常の実行ファイルではこれが正しいですが、SUIDビットが設定されている場合は異なります。

B) ファイルの所有者の権限: SUIDビットがセットされている実行可能ファイルを実行すると、そのファイルの所有者の権限で実行されます。これが正解です。

C) グループの権限: SGIDビットが設定されている場合に関連しますが、SUIDには該当しません。

D) システム管理者の権限: これは一般的な設定ではなく、SUIDの説明には該当しません。

正解) A) ディレクトリ内の新しいファイルは親ディレクトリのグループを継承する

解説

A) ディレクトリ内の新しいファイルは親ディレクトリのグループを継承する。: ディレクトリにSGIDビットを設定すると、そのディレクトリ内で作成される新しいファイルとディレクトリは親ディレクトリのグループを継承します。これが正解です。

B) ディレクトリ内の新しいファイルは親ディレクトリの所有者を継承する。: これは所有者に関する設定ではなく、グループに関する設定です。

C) ディレクトリ内のファイルはすべてのユーザーに対して実行可能になる。: SGIDビットの設定は実行権限には影響しません。

D) ディレクトリ内のファイルは削除できなくなる。: これはスティッキービットの設定に関連する動作です。