LPIC問題:145-148

LPIC練習問題

問題145:次のうち、文字コードを変換するためのコマンドはどれですか?

A) ls
B) iconv
C) chmod
D) df

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正解) B

【解説】
A) ls
lsコマンドはディレクトリの内容を表示するためのコマンドであり、文字コードの変換には使用されません。

B) iconv
iconvコマンドは文字コードの変換を行うために使用されます。例えば、iconv -f UTF-8 -t ISO-8859-1 input.txt > output.txtとすることで、UTF-8からISO-8859-1への変換が行われます。

C) chmod
chmodコマンドはファイルのアクセス権を変更するためのコマンドであり、文字コードの変換には使用されません。

D) df
dfコマンドはファイルシステムのディスク使用状況を表示するためのコマンドであり、文字コードの変換には使用されません。

問題146:次のうち、timedatectlコマンドで行うことができる操作はどれですか?

A) ユーザーアカウントの作成
B) システム時刻の設定
C) ファイルの削除
D) ネットワークインターフェースの設定

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正解) B

【解説】
A) ユーザーアカウントの作成
ユーザーアカウントの作成にはuseraddコマンドを使用します。timedatectlコマンドではこの操作はできません。

B) システム時刻の設定
timedatectlコマンドはシステム時刻やタイムゾーンの設定、NTP(Network Time Protocol)の有効化・無効化などを行うために使用されます。例えば、timedatectl set-time “2024-07-20 12:34:56″とすることでシステム時刻を設定できます。

C) ファイルの削除
ファイルの削除にはrmコマンドを使用します。timedatectlコマンドではこの操作はできません。

D) ネットワークインターフェースの設定
ネットワークインターフェースの設定にはifconfigやipコマンドを使用します。timedatectlコマンドではこの操作はできません。

問題147:日付や時刻に関連するロケールを英語に設定するための環境変数はどれですか?

A) LANG=ja_JP.UTF-8
B) TZ=America/New_York
C) LC_TIME=en_US.UTF-8
D) PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin

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正解) C

【解説】
A) LANG=ja_JP.UTF-8
LANG環境変数はシステム全体のロケールを設定するために使用されますが、ここでは日本語ロケールに設定されています。

B) TZ=America/New_York
TZ環境変数はタイムゾーンを設定するために使用されますが、ロケールの設定には使用されません。

C) LC_TIME=en_US.UTF-8
LC_TIME環境変数は日付や時刻の表示フォーマットを設定するために使用されます。en_US.UTF-8と設定することで、英語のロケールが適用されます。

D) PATH=/usr/local/bin:/usr/bin:/bin
PATH環境変数はコマンドを検索するパスを指定するためのもので、ロケールの設定には関係ありません。

問題148:次のうち、chronydについて正しい説明はどれですか?

A) cronジョブを管理するデーモン
B) 時刻同期を行うデーモン
C) HTTPサーバーを提供するデーモン
D) DNSキャッシュを管理するデーモン

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正解) B

【解説】
A) cronジョブを管理するデーモン
cronジョブを管理するデーモンはcrondです。chronydではありません。

B) 時刻同期を行うデーモン
chronydは時刻同期を行うデーモンです。chronyパッケージの一部であり、ntpdに代わるNTPデーモンとして使用されることが多いです。

C) HTTPサーバーを提供するデーモン
HTTPサーバーを提供するデーモンはhttpdやnginxです。chronydではありません。

D) DNSキャッシュを管理するデーモン
DNSキャッシュを管理するデーモンはdnsmasqやnamedです。chronydではありません。