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【Linux】システムの稼働状況のみを表示する:uptimeコマンド

uptimeコマンドの概要

 uptime コマンドは、Linuxシステムがどれだけの時間、連続して稼働しているか(アップタイム)を表示するツールです。このコマンドはシステムの連続稼働時間の他に、現在の時刻、ログインしているユーザー数、およびシステムの平均負荷(1, 5, 15分間のロードアベレージ)を出力します。

【構文】
uptime [オプション]

主なオプションと説明

オプション説明
-pシステムの稼働時間を読みやすい形式で表示します。
-Vuptime コマンドのバージョン情報を表示します。
-sシステムの起動時刻を表示します。
主なオプションと説明

コマンドの使用例と解説

1.デフォルトの使用法

・「uptime」コマンドを実行します。

 このコマンドは、システムの現在の時刻、現在の稼働時間、ログインしているユーザー数、1, 5, 15分間の平均負荷を表示します。

user01@ubuntu-vm:~$ uptime
 15:12:59 up 6 min,  1 user,  load average: 0.01, 0.22, 0.15

2.稼働時間のみを読みやすい形式で表示

・「uptime -p」コマンドを実行します。

 このコマンドは、システムがどれだけの時間連続して稼働しているかを、xx days, yy hours, zz minutesの形式で表示します。例:「up 3 days, 4 hours, 5 minutes」

user01@ubuntu-vm:~$ uptime -p
up 7 minutes

3.システムの起動時刻を表示

・「uptime -s」コマンドを実行します。

このコマンドは、システムが最後に起動された時刻を表示します。例:「2024-07-05 09:32:18」

user01@ubuntu-vm:~$ uptime -s
2024-07-06 15:06:40

4.バージョン情報を表示

・「uptime -V」コマンドを実行します。

 このコマンドは、uptime コマンドのバージョン情報を表示します。コマンドのバージョンを確認する際に使用します。

user01@ubuntu-vm:~$ uptime -V
uptime from procps-ng 3.3.17

まとめ

 uptime コマンドは、システム管理者がシステムの稼働状況と安定性を確認するのに役立つ基本的なツールです。システムの連続稼働時間、現在の時刻、ユーザーのログイン状況、およびシステムの負荷状況を迅速に把握することができます。オプションを使用することで、より具体的な情報を簡単に取得できるため、システムの稼働監視と管理において有用です。