ログローテーションの設定ファイル

 logrotateコマンドの動作を決めるための設定は、/etc/logrotate.confファイルに記述されています。このファイルには、ログローテーションの基本的な設定や、ログファイルをどのように処理するかの指示が含まれています。

/etc/logrotate.confの内容

以下は、cat /etc/logrotate.confの出力例とその解説です。

# see "man logrotate" for details

# global options do not affect preceding include directives

# rotate log files weekly
weekly

# use the adm group by default, since this is the owning group
# of /var/log/syslog.
su root adm

# keep 4 weeks worth of backlogs
rotate 4

# create new (empty) log files after rotating old ones
create

# use date as a suffix of the rotated file
#dateext

# uncomment this if you want your log files compressed
#compress

# packages drop log rotation information into this directory
include /etc/logrotate.d

# system-specific logs may also be configured here.
各設定項目の解説
設定項目説明
weeklyログファイルを毎週ローテーションします。
su root admログローテーションを実行する際に使用するユーザーとグループを指定します。ここではrootユーザーとadmグループを使用します。
rotate 4ローテーション後のバックログを4週間分保持します。
create古いログをローテーションした後、新しい(空の)ログファイルを作成します。
#dateextローテーションされたファイルに日付をサフィックスとして追加するオプションです。コメントアウトされています。
#compressローテーションされたログファイルを圧縮するオプションです。コメントアウトされています。
include /etc/logrotate.dログローテーションの設定を含むディレクトリを指定します。
各設定項目の解説

デフォルトの動作を変更する場合

 デフォルトの動作を変更するには、/etc/logrotate.confファイルの後ろに設定を追加するか、/etc/logrotate.dディレクトリに個別の設定ファイルを用意します。

まとめ

 /etc/logrotate.confファイルは、ログローテーションの基本設定を管理する重要なファイルです。このファイルには、ログファイルのローテーション頻度、保持期間、圧縮オプションなどの設定が含まれています。デフォルトの動作を変更する場合は、設定ファイルの後ろに追加するか、/etc/logrotate.dディレクトリに個別の設定ファイルを用意して行います。これにより、システムのログ管理を効率的に行うことができます。