LPIC問題：173-176

【解説】
LVM（Logical Volume Manager）は、ディスクスペースを柔軟に管理するためのツールです。複数の物理ディスクをまとめて仮想ボリュームとして扱うことができ、ボリュームのサイズ変更やスナップショットの作成が容易に行えます。

A) LVMは、ファイルのバックアップと復元を管理するツールです：これは誤りです。LVMはディスクスペースの管理に関するツールです。

B) LVMは、ファイルの圧縮と解凍を行うツールです：これは誤りです。LVMはディスクスペースの管理に関するツールです。

C) LVMは、ディスクスペースを柔軟に管理するためのツールで、複数の物理ディスクをまとめて仮想ボリュームとして扱うことができます：正解です。

D) LVMは、ネットワーク接続を管理するツールです：これは誤りです。LVMはディスクスペースの管理に関するツールです。

【解説】
mountコマンドは、ディスクやファイルシステムを特定のディレクトリにマウントするためのコマンドです。これにより、システムはそのディレクトリを通じてディスクやファイルシステムの内容にアクセスできるようになります。

A) mountコマンドは、ファイルシステムのチェックを行うためのコマンドです：これは誤りです。ファイルシステムのチェックはfsckコマンドを使用します。

B) mountコマンドは、ディスクのパーティションを作成するためのコマンドです：これは誤りです。ディスクのパーティション作成はfdiskやpartedコマンドを使用します。

C) mountコマンドは、ディスクやファイルシステムを特定のディレクトリにマウントするためのコマンドです：正解です。

D) mountコマンドは、ユーザーの権限を管理するためのコマンドです：これは誤りです。ユーザーの権限管理はchmodやchownコマンドを使用します。

【解説】
「cat /etc/fstab」コマンドは、システムのファイルシステムの自動マウント設定を表示します。/etc/fstabファイルには、システム起動時にマウントされるファイルシステムの情報が含まれています。

A) このコマンドは、現在マウントされているすべてのファイルシステムの情報を表示します：これは誤りです。現在のマウント状況はmountコマンドを使用します。

B) このコマンドは、システムのファイルシステムのマウントポイントを一覧表示します：これは一部正しいですが、正確には自動マウント設定を表示します。

C) このコマンドは、システムのファイルシステムの自動マウント設定を表示します：正解です。

D) このコマンドは、システムの全てのユーザーアカウントを表示します：これは誤りです。ユーザーアカウントは/etc/passwdファイルに保存されています。

【解説】
mountコマンドは、現在マウントされているファイルシステムの情報を表示します。どのディスクがどのディレクトリにマウントされているかを確認するのに役立ちます。

A) df：ディスクの空き容量を表示しますが、マウント状況そのものは表示しません。

B) du：ディスクの使用量を表示しますが、マウント状況そのものは表示しません。

C) mount：正解です。現在マウントされているファイルシステムの情報を表示します。

D) fsck：ファイルシステムのチェックと修復を行うコマンドです。