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【Linux】rpmコマンドでのアンインストール

【Linux】rpmコマンドでのアンインストール(CentOS)
rpmコマンドは、CentOSや他のRed Hat系Linuxディストリビューションで、パッケージのインストール・アップデート・アンインストールに使用されるパッケージ管理ツールです。特にアンインストールの場合、-e(--erase)モードを使用します。
パッケージのアンインストール
-eモードを使用して、インストール済みのパッケージをアンインストールします。引数として、アンインストールしたいパッケージの名前を指定します。
【構文】rpmコマンド(アンインストール)rpm -e [オプション] パッケージファイル名

-eモードと併用する主なオプション
| オプション(ショート) | オプション(ロング) | 引数 | 説明 |
|---|---|---|---|
| -v | なし | なし | アンインストールの進行状況を詳細に表示します。 |
| -h | --hash | なし | 進行状況をハッシュ記号(#)で表示します。 |
| なし | --nodeps | なし | 依存関係を無視してパッケージをアンインストールします。このオプションは慎重に使用する必要があります。 |
コマンドの使用例と解説(CentOSの場合)

ここでは、rpmコマンドを使ったパッケージのアンインストールについて、具体的な例を交えて解説します。
1.rootユーザーに切り替えます。
・「su -」コマンドを実行します。
パッケージのインストールやアンインストールを行うためには、rootユーザーに切り替える必要があります。su -コマンドを使用して、rootユーザーに切り替えます。パスワードの入力を求められたら、パスワードを入力します。
[user01@localhost ~]$ su -
パスワード:
最終ログイン: 2024/08/11 (日) 02:31:58 JST日時 :0
[root@localhost ~]#2.httpdパッケージの詳細情報を表示します。
前の演習でhttpdパッケージ「httpd-2.4.6-99.el7.centos.1.x86_64.rpm」をrootユーザーのホームディレクトリに保存していますので、せっかくなので、httpdパッケージの詳細情報を確認しておきます。
・「rpm -qip httpd-2.4.6-99.el7.centos.1.x86_64.rpm」コマンドを実行します。
このコマンドを使用して、httpd-2.4.6-99.el7.centos.1.x86_64.rpmパッケージの詳細情報を表示します。-qipオプションの意味は以下の通りです。
-q:パッケージ情報を照会するクエリモード。-i:詳細情報を表示するオプション。-p:インストールされていないパッケージファイルに対して操作を行うオプション。
[root@localhost ~]# rpm -qip httpd-2.4.6-99.el7.centos.1.x86_64.rpm
Name : httpd
Version : 2.4.6
Release : 99.el7.centos.1
Architecture: x86_64
Install Date: (not installed)
Group : System Environment/Daemons
Size : 9829328
License : ASL 2.0
Signature : RSA/SHA256, 2023年05月31日 00時15分45秒, Key ID 24c6a8a7f4a80eb5
Source RPM : httpd-2.4.6-99.el7.centos.1.src.rpm
Build Date : 2023年05月30日 23時02分56秒
Build Host : x86-01.bsys.centos.org
Relocations : (not relocatable)
Packager : CentOS BuildSystem <http://bugs.centos.org>
Vendor : CentOS
URL : http://httpd.apache.org/
Summary : Apache HTTP Server
Description :
The Apache HTTP Server is a powerful, efficient, and extensible
web server.3.httpdパッケージをアンインストールします。
・「rpm -evh httpd」コマンドを実行します。
このコマンドは、httpdパッケージをアンインストールします。オプションの意味は以下の通りです。
-e:アンインストールモード。-v:進行状況を詳細に表示するオプション。-h:進行状況をハッシュ記号で表示するオプション。
[root@localhost ~]# rpm -evh httpd
準備しています... ################################# [100%]
整理中 / 削除中...
1:httpd-2.4.6-99.el7.centos.1 ################################# [100%]まとめ
rpmコマンドを使用してパッケージをアンインストールする際には、-eモードを使用します。依存関係の解決が必要な場合や、特定の状況でオプションを指定することで、アンインストールプロセスを柔軟に制御できます。また、--nodepsオプションを使用して依存関係を無視することも可能ですが、これによりシステムが不安定になるリスクがあるため、慎重に使用する必要があります。
