LPIC問題:201-204
LPIC練習問題
問題201:デフォルトゲートウェイを設定するコマンドはどれですか?
A) route add default gw
B) ifconfig gw
C) ip addr add gw
D) netstat -r
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正解) A
【解説】
A) route add default gw
正解です。このコマンドは古い方法で、デフォルトゲートウェイを追加するために使用されます。しかし、この方法は古いものであり、現代のシステムでは ip route コマンドが推奨されます。
B) ifconfig gw
誤りです。ifconfig コマンドはインターフェイスのIPアドレスやネットマスクを設定しますが、ゲートウェイの設定は行いません。
C) ip addr add gw
誤りです。ip addr コマンドはIPアドレスの設定に使用されますが、ゲートウェイの設定には使用しません。ゲートウェイの設定には ip route add コマンドが必要です。
D) netstat -r
誤りです。netstat -r コマンドはルーティングテーブルを表示するためのものであり、ゲートウェイを設定することはできません。
問題202:IPアドレスを変更できるコマンドはどれですか?(2つ選択)
A) ifconfig
B) ip addr
C) route
D) netstat
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正解) A, B
【解説】
A) ifconfig
正解です。このコマンドは、インターフェイスのIPアドレスを設定・変更するために使用されますが、現在では非推奨となっており、ip コマンドが推奨されます。
B) ip addr
正解です。ip addr コマンドは、インターフェイスのIPアドレスを設定・変更するための現代的な方法です。現在のLinuxシステムではこちらの方法が推奨されます。
C) route
誤りです。route コマンドはルーティングテーブルの操作を行うためのもので、IPアドレスの設定や変更は行いません。
D) netstat
誤りです。netstat コマンドはネットワーク接続、ルーティングテーブル、インターフェイスの統計情報を表示するためのコマンドであり、IPアドレスの設定や変更は行いません。
問題203:IPv6アドレスに関する正しい記述はどれですか?
A) IPv6アドレスは32ビット長である。
B) IPv6アドレスは8つの16ビットセグメントで構成される。
C) IPv6アドレスは4つのオクテットで構成される。
D) IPv6アドレスはCIDR形式で表現できない。
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正解) B
【解説】
A) IPv6アドレスは32ビット長である。
誤りです。IPv6アドレスは128ビット長です。
B) IPv6アドレスは8つの16ビットセグメントで構成される。
正解です。IPv6アドレスは8つの16ビットセグメントで構成され、それぞれのセグメントはコロン(:)で区切られています。
C) IPv6アドレスは4つのオクテットで構成される。
誤りです。これはIPv4アドレスに関する記述です。IPv4は32ビット長で、4つの8ビットオクテットで構成されます。
D) IPv6アドレスはCIDR形式で表現できない。
誤りです。IPv6アドレスもCIDR(Classless Inter-Domain Routing)形式で表現可能です。
問題204:ホスト名を変更するコマンドはどれですか?(正解は2つあります)
A) hostnamectl
B) hostname
C) ip addr
D) hostctl
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正解) A, B
【解説】
A) hostnamectl: 正解です。このコマンドは、systemdを使用しているシステムでホスト名を設定・変更するために使用されます。
B) hostname: 正解です。hostname コマンドは、一時的にホスト名を変更するために使用されます。ただし、永続的にホスト名を変更するためには、/etc/hostname ファイルの編集や hostnamectl コマンドの使用が必要です。
C) ip addr:: 誤りです。ip addr コマンドは、ネットワークインターフェイスのIPアドレスを設定・表示するためのコマンドであり、ホスト名の変更には使用されません。
D) hostctl: 誤りです。このようなコマンドは存在しません。