LPIC問題：205-208

【解説】
A) nslookup -type=mx
正解です。nslookup コマンドに -type=MX オプションを指定することで、指定したドメインのメール交換（MX）レコードを問い合わせ、メールサーバの情報を取得できます。

B) ping
誤りです。ping コマンドはホストとのネットワーク接続をテストするためのツールであり、メールサーバの情報を取得することはできません。

C) traceroute
誤りです。traceroute コマンドは、ネットワーク経路を追跡するためのツールであり、メールサーバの情報を取得することはできません。

D) dig -t a
誤りです。dig -t A コマンドは、指定したドメインのAレコードを問い合わせるもので、メールサーバの情報を得るには -t MX を使用する必要があります。

【解説】
A) ICMPは信頼性の高いデータ転送を提供する。
誤りです。ICMPは信頼性の高いデータ転送を目的としていません。データ転送はTCPやUDPなどのプロトコルによって行われます。

B) ICMPは主にネットワーク診断やエラーレポートに使用される。
正解です。ICMP（Internet Control Message Protocol）は、ping や traceroute などのネットワーク診断ツールで使用されるほか、ネットワークエラーメッセージを送信するために使用されます。

C) ICMPはデータの暗号化を提供する。
誤りです。ICMPはデータの暗号化を提供するプロトコルではありません。暗号化はSSL/TLSやIPsecなどのプロトコルで実現されます。

D) ICMPはデータのストリーミングに使用される。
誤りです。ICMPはデータのストリーミングには使用されません。ストリーミングは通常、RTPやRTSPなどのプロトコルによって行われます。

【解説】
A) このファイルはユーザーのデフォルトシェルを設定するために使用される。
誤りです。ユーザーのデフォルトシェルは、/etc/passwd ファイルで設定されます。

B) このファイルはシステムのDNSサーバーを設定するために使用される。
誤りです。DNSサーバーの設定は通常 /etc/resolv.conf ファイルで行います。

C) このファイルはシステムが名前解決や情報検索を行う順序を指定する。
正解です。/etc/nsswitch.conf ファイルは、ホスト名の解決やユーザー情報の検索など、システムがどの情報源を使用するか、その順序を指定します。

D) このファイルはファイルシステムのマウントオプションを設定するために使用される。
誤りです。ファイルシステムのマウントオプションは /etc/fstab ファイルで設定されます。

【解説】
A) nmcliコマンドは新しいユーザーを作成するために使用される。
誤りです。ユーザーの作成には useradd コマンドが使用されます。nmcli はネットワーク管理ツールです。

B) nmcliコマンドはネットワーク接続を管理するために使用される。
正解です。nmcli コマンドは、NetworkManagerのコマンドラインインターフェイスであり、ネットワーク接続の作成、管理、削除、状態確認などを行うことができます。

C) nmcliコマンドはファイルの圧縮と解凍を行うために使用される。
誤りです。ファイルの圧縮や解凍には tar や gzip などのコマンドが使用されます。

D) nmcliコマンドはシステムの再起動を行うために使用される。
誤りです。システムの再起動には reboot コマンドが使用されます。「reboot」は「shutdown」コマンドのエイリアスです。