LPIC問題:225-228

LPIC練習問題

問題225:「usermod -s /bin/false user」を正しく説明している選択肢はどれですか?

A) ユーザーを削除するコマンド
B) ユーザーに対してSSHアクセスを許可する。
C) ユーザーにログインシェルを提供しない設定をする。
D) ユーザーのパスワードをロックする。

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正解) C

【解説】
A) ユーザーを削除するコマンド は誤りです。ユーザーを削除するためには userdel コマンドを使用します。usermod -s /bin/false はシェルに関する設定です。

B) ユーザーに対してSSHアクセスを許可する は誤りです。このコマンドはユーザーにSSHアクセスを許可するものではなく、/bin/false シェルを設定することでログインを禁止します。

C) ユーザーにログインシェルを提供しない設定をする が正解です。/bin/false はログインを禁止するために使われるシェルで、ユーザーに対して通常のログインを制限します。

D) ユーザーのパスワードをロックする は誤りです。ユーザーのパスワードをロックするためには passwd -l を使用します。

問題226:「~/.ssh/known_hosts」ファイルを正しく説明している選択肢はどれですか?

A) SSHキーを保存するファイル
B) SSHで接続する際の既知のホスト情報を保存するファイル
C) 接続可能なIPアドレスを制限するファイル
D) SSHトンネル設定を保存するファイル

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正解) B

【解説】
A) SSHキーを保存するファイル は誤りです。SSHキーは ~/.ssh/id_rsa や ~/.ssh/id_rsa.pub に保存されます。

B) SSHで接続する際の既知のホスト情報を保存するファイル が正解です。~/.ssh/known_hosts ファイルは、SSHクライアントが以前に接続したホストの公開鍵を保存し、次回接続時にホストの正当性を確認するために使用されます。

C) 接続可能なIPアドレスを制限するファイル は誤りです。これは ~/.ssh/known_hosts の機能ではありません。

D) SSHトンネル設定を保存するファイル は誤りです。SSHトンネルはコマンドラインで設定するものであり、known_hosts とは関係ありません。

問題227:SSH接続に使用する正しいコマンドはどれですか?

A) ssh -key user@hostname
B) ssh -connect user@hostname
C) ssh user@hostname
D) ssh -login user@hostname

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正解) C

【解説】
A) ssh -key user@hostname は誤りです。-key オプションは存在せず、SSHキーは自動的に使用されるか、-i オプションで指定されます。

B) ssh -connect user@hostname は誤りです。-connect オプションはありません。SSHの接続は ssh user@hostname で行います。

C) ssh user@hostname が正解です。ユーザー名とホスト名を指定してSSH接続を行う標準的なコマンドです。

D) ssh -login user@hostname は誤りです。SSHのオプションとして -login は存在しません。

問題228:xinetdでアクセス制御を行うために使用する正しい項目はどれですか?

A) allow
B) deny
C) only_from
D) firewall

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正解) C

【解説】
A) allow は誤りです。xinetd には allow という設定項目は存在しません。

B) deny は誤りです。xinetd には deny という項目はありませんが、/etc/hosts.deny ファイルと連携する場合があります。

C) only_from が正解です。xinetd の設定で、only_from は接続を許可するホストのリストを指定するために使用されます。

D) firewall は誤りです。firewall という項目は xinetd には存在しません。