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【Linux】SSH実践演習の準備(仮想マシンのクローン作成)

ここでは、「SSH実践演習」を行うための準備を行っていきます。

SSH実践演習の構成

 SSHを使ったリモートアクセスを実践するために、仮想マシンを2台準備して、SSHクライアントに仮想マシンの「Ubuntu1」を、SSHサーバには仮想マシンの「Ubuntu2」を使用する構成にします。

SSH実践演習では、以下の4部に分けて演習を行っていきます。

仮想マシンのクローン作成

Ubuntuの仮想マシンを2台、作成します。

 Ubuntuの仮想マシンを2台、作成するために、一から Ubuntu の isoイメージを使ってインストール作業を行うのは大変です。そこで、既にあるUbuntuの仮想マシンをクローンすることで、仮想マシン「Ubuntu1」、仮想マシン「Ubuntu2」を作成します。

 クローンを行うもととなる仮想マシンは、あらかじめシャットダウンしておく必要があります。シャットダウンしていない場合は、「shutdown -h now」コマンドなどを使ってシャットダウンしておきましょう。

1.「Oracle VM VirtualBoxマネージャー」でクローンを行うもととなる仮想マシンを右クリックすると表示されるメニューから「クローン(O)...」をクリックします。

2.「新しいマシンの名前とパス」では、①の名前に「Ubuntu1」、②のパスには保存するパスを選択し、「次へ(N)」をクリックします。

3.「クローンのタイプ」では、「すべてをクローン」が選択されています。そのまま「完了(F)」ボタンをクリックします。

4.仮想マシンのクローンが始まります。

5.同様にして、2台目の仮想マシン「Ubuntu2」を作成します。

6.2台の仮想マシンがクローンされるまで待ちます。

クローンが完了すると左側のリストの一覧に「Ubuntu1」と「Ubuntu2」が追加されます。