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Linux基礎:デフォルトのエディタの変更

デフォルトのエディタの変更
Linuxでシステム管理をしていると、パッケージのインストールや設定変更の際に「自動的にテキストエディタが立ち上がる」ことがあります。たとえば、crontab -e を実行したときや、git commit を行ったときに、デフォルトのエディタが起動するのを経験した人も多いでしょう。
Rocky Linux ではデフォルトのエディタとして vi (Vim) が利用されるのが一般的です。一方で Ubuntu では nano が標準となっています。どのエディタを利用するかはユーザーの好みによって異なるため、システムで利用する「デフォルトエディタ」を変更する方法を知っておくことは、効率的な運用のために重要です。

1.デフォルトエディタの仕組み
1.1. デフォルトエディタが利用される場面
Linux では以下のようなコマンドを実行した際にデフォルトエディタが呼び出されます。
| コマンド例 | 起動する理由 |
|---|---|
crontab -e | cronジョブの設定を編集 |
git commit | コミットメッセージを記入 |
これらの操作で立ち上がるエディタは、環境変数 EDITOR または VISUAL に設定されたものが優先されます。
例:デフォルトのエディタの起動
[user@rocky9 ~]$ crontab -eviエディタが起動します。
1.2. 環境変数 EDITOR と VISUAL
EDITOR… 基本的なエディタ指定に利用される。VISUAL… より高機能なエディタが指定される場合がある(EDITORより優先されるケースもあり)。
両方を同じ値にしておくと動作が安定します。
2.デフォルトエディタの変更方法
2.1. nano をデフォルトに設定する
書式
export EDITOR=/usr/bin/nano使用例
[user@rocky9 ~]$ which nano
/usr/bin/nano
[user@rocky9 ~]$ export EDITOR=/usr/bin/nanoこれで、同じシェル環境内では crontab -e などを実行すると nano が起動するようになります。
[user@rocky9 ~]$ crontab -e2.2. vi (Vim) に戻す場合
[user@rocky9 ~]$ export EDITOR=/usr/bin/vimこれで再び vi (Vim) がデフォルトエディタとして利用されます。
[user@rocky9 ~]$ crontab -e2.3. 設定を永続化する方法
export コマンドをシェルに直接入力した場合、その効果はログアウトするまでしか続きません。ログアウト後も反映させたい場合は シェルの初期化ファイル に追記します。
使用例
[user@rocky9 ~]$ echo 'export EDITOR=/usr/bin/nano' >> ~/.bashrc
[user@rocky9 ~]$ source ~/.bashrcこの設定により、次回ログイン後も nano がデフォルトエディタとして起動します。
3.デフォルトエディタ変更の確認
3.1. echoコマンドで確認
[user@rocky9 ~]$ echo $EDITOR
/usr/bin/nano現在設定されているエディタのパスが表示されれば成功です。
3.2. 実際に動作を確認
[user@rocky9 ~]$ crontab -eこのコマンドを実行して nano が起動すれば、設定が正しく反映されています。
まとめ
- Linux では
crontab -eやgit commit実行時に「デフォルトエディタ」が呼び出される。 - デフォルトのエディタは環境変数 EDITOR(または VISUAL)で制御される。
export EDITOR=/usr/bin/nanoのようにして一時的に変更可能。- 恒久的に利用したい場合は
~/.bashrcに設定を追記する。 - Rocky Linux では標準が vi だが、必要に応じて nano や他のエディタに切り替えられる。
