Linuxのインストール
ここでは、Linuxを操作しながら学習するための準備について解説します。
Virtual Boxのインストール
Linuxは、少し、いや、かなり古いPCでも快適に動作しますが、実際にPCにインストールとなると、BIOSやUEFIの設定やドライバの適用など、初学者にとって少々敷居が高いのが現状です。そこで、おススメしたいのが、仮想化によるインストールです。
仮想化によるインストールのアプローチとして、次の3つの方法があります。
①レンタルサーバやクラウドを利用する方法
②Dockerによるコンテナを利用する方法
③仮想マシンを利用する方法
①の「レンタルサーバやクラウドを利用する方法」ですが、こちらは、Linuxの知識が必要ですし、クラウドに関しては、クラウド固有の知識が必要になってきます。さらに、それなりのお金も必要です。
②の「Dockerによるコンテナを利用する方法」ですが、コンテナを動かすための様々な知識が必要になります。慣れてくれば、手軽で負担の少ない方法ですが、コンテナを動かすための知識を習得するために、ある程度の学習が必要です。また、Linuxに関連する知識も必要です。
③の「仮想マシンを利用する方法」は、実際にLinuxのインストールを目の前で確認することもできますし、クラウドやコンテナを利用するための知識が必要でないため、初学者にうってつけな方法です。
そこで、ここでは、③の「仮想マシンを利用する方法」について解説していきます。「仮想マシンを利用する方法」としては、VMwareやVirtual Boxを利用する方法などがありますが、書籍やインターネットにおいてドキュメントの多い、Virtual Boxで仮想マシンを利用する方法について解説していきます。
とは言え、Virtual BoxとLinuxのディストリビューションとそれぞれのバージョンの組み合わせの相性があり、うまくいかないケースも多々あります。ここで紹介するのは、管理人が実際にいろいろと試した中で、学習環境を構築する上でうまくいった組み合わせを紹介します。多少エラーがでる組み合わせもあるかと思いますが、学習環境を整えるといった意味でよしとしています。
01 VirtualBoxとは | 02 VirtualBoxのインストール |
Linuxのインストール
ここでは、管理人が Virtual BoxとLinuxのディストリビューションのそれぞれのバージョンの組み合わせで学習環境を準備(多少のエラー含む)する上で相性がよかったものを紹介します。インストールしたOSのイメージファイルを公開してダウンロードできるようにしてもよいのですが、実際にインストール作業から体験していただきたいため、下表のコンテンツを参考にして、皆さんでインストールを行ってみてください。