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Linux基礎:コマンド練習19

コマンド練習19
「コマンド練習19」では、6章の後半で登場したコマンドについて 練習問題を通して学びます。ここで扱うのは rpm、dnf、lscpu、lsblk、free -m です。これらは Linux のパッケージ管理やシステムリソース確認に関する重要なコマンドであり、システム管理者が日常的に使用するツールです。
rpmはパッケージのインストールやインストール済みパッケージの確認、情報表示を行うコマンドdnfは Rocky Linux の標準パッケージ管理コマンド(インストール・更新・削除)lscpuは CPU 情報を表示するコマンドlsblkはディスクやパーティション構成を表示するコマンドfree -mはメモリ使用量を MB 単位で表示するコマンド
以下で、各コマンドを表や図を交えて解説し、最後に「練習+模範解答例」を提示します。

コマンド解説
1.rpm コマンド
インストール済みパッケージの情報を表示するコマンドです。このコマンドでパッケージのインストールを行うこともできますが、ここでは省略します。
書式
rpm [オプション] [パッケージ名]主なオプション
| オプション | 説明 |
|---|---|
| -q | パッケージがインストールされているか確認 |
| -qi | パッケージの詳細情報を表示 |
| -ql | パッケージがインストールしたファイル一覧を表示 |
2.dnf コマンド
Rocky Linux の標準パッケージ管理ツール。インストール、更新、削除に利用します。
書式
dnf [オプション] [コマンド] [パッケージ名]主なコマンド
| サブコマンド | 説明 |
|---|---|
| install | パッケージをインストール |
| remove | パッケージを削除 |
| update | パッケージを更新 |
| search | パッケージを検索 |
3.lscpu コマンド
CPU の詳細情報を表示します。
書式
lscpu出力例(抜粋)
アーキテクチャ: x86_64
CPU 操作モード: 32-bit, 64-bit
Address sizes: 39 bits physical, 48 bits virtual
バイト順序: Little Endian
(省略)4.lsblk コマンド
接続されているディスクやパーティションの情報を表示します。
書式
lsblk出力例(抜粋)
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
sda 8:0 0 20G 0 disk
├─sda1 8:1 0 1G 0 part /boot
└─sda2 8:2 0 19G 0 part
├─rl_vbox-root 253:0 0 17G 0 lvm /
└─rl_vbox-swap 253:1 0 2G 0 lvm [SWAP]
sdb 8:16 0 20G 0 disk
└─sdb1 8:17 0 1G 0 part /mnt/data
sr0 11:0 1 1024M 0 rom 5.free -m コマンド
メモリの使用状況を MB 単位で表示します。
書式
free -m出力例
total used free shared buff/cache available
Mem: 1771 1287 210 10 447 484
Swap: 2047 93 1954練習問題 + 模範解答例
問題1
インストール済みの bash パッケージが存在するか確認してください。
模範解答例
[user@rocky9 ~]$ rpm -q bash
bash-5.1.8-9.el9.x86_64問題2
パッケージ nano を検索し、アップデートしてください。
模範解答例
[user@rocky9 ~]$ dnf search nano
Rocky Linux 9 - BaseOS 770 kB/s | 2.5 MB 00:03
Rocky Linux 9 - AppStream 11 MB/s | 9.5 MB 00:00
Rocky Linux 9 - Extras 26 kB/s | 17 kB 00:00
============================= 名前 完全一致: nano =============================
nano.x86_64 : A small text editor
[user@rocky9 ~]$ sudo dnf update -y nano
[sudo] user のパスワード:
メタデータの期限切れの最終確認: 0:08:25 前の 2025年09月13日 09時57分24秒 に実施しました。
依存関係が解決しました。
行うべきことはありません。
完了しました!問題3
システムの CPU 情報を確認してください。
模範解答例
[user@rocky9 ~]$ lscpu
アーキテクチャ: x86_64
CPU 操作モード: 32-bit, 64-bit
Address sizes: 39 bits physical, 48 bits virtual
バイト順序: Little Endian
CPU: 2
オンラインになっている CPU のリスト: 0,1
ベンダー ID: GenuineIntel
モデル名: 12th Gen Intel(R) Core(TM) i7-12700F
CPU ファミリー: 6
モデル: 151
コアあたりのスレッド数: 1
ソケットあたりのコア数: 2
ソケット数: 1
ステッピング: 2
(省略)問題4
システムに接続されているディスクとパーティションの情報を表示してください。
模範解答例
[user@rocky9 ~]$ lsblk
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
sda 8:0 0 20G 0 disk
├─sda1 8:1 0 1G 0 part /boot
└─sda2 8:2 0 19G 0 part
├─rl_vbox-root 253:0 0 17G 0 lvm /
└─rl_vbox-swap 253:1 0 2G 0 lvm [SWAP]
sdb 8:16 0 20G 0 disk
└─sdb1 8:17 0 1G 0 part /mnt/data
sr0 11:0 1 1024M 0 rom 問題5
システムのメモリ使用量を MB 単位で表示してください。
模範解答例
[user@rocky9 ~]$ free -m
total used free shared buff/cache available
Mem: 1771 1300 148 15 502 471
Swap: 2047 89 1958問題6
インストール済みの coreutils パッケージが提供するファイル一覧を表示してください。
模範解答例
[user@rocky9 ~]$ rpm -ql coreutils
/usr/bin/[
/usr/bin/arch
/usr/bin/b2sum
/usr/bin/base32
/usr/bin/base64
/usr/bin/basename
/usr/bin/basenc
/usr/bin/cat
(省略)まとめ
「コマンド練習19」では、6章の後半で登場したコマンドについて 学びました。
rpmでパッケージ情報を確認dnfでパッケージ管理(インストール・更新・削除)lscpuで CPU 情報を確認lsblkでディスク・パーティション構成を確認free -mでメモリ使用状況を確認
これらを組み合わせることで、Linux システムの リソース状況把握やパッケージ管理を効率的に行う力 を習得できます。
