新Linux入門|マウントとアンマウントとは?Linuxで外部デバイスを使う基本

 Linuxでは、USBメモリや外付けディスクなどの外部デバイスを使うとき、「マウント(mount)」「アンマウント(umount)」 という操作が欠かせません。
 Windowsのように自動でドライブレター(CドライブやDドライブ)が割り当てられるわけではなく、自分でディレクトリに接続(マウント)して使うのが特徴です。

この記事では、AlmaLinux 9.6 を例に、マウントとアンマウントの基本をわかりやすく解説します💡

💻 WindowsとLinuxの違いをイメージしよう

OS仕組み
Windowsそれぞれのドライブに「ドライブレター(C:, D:, E:など)」が自動で割り当てられる。USBを挿すと「Eドライブ」が追加される。
Linuxすべてのデバイスは「ディレクトリツリー(/ 以下)」にマウントされる。/mnt/usb にUSBメモリをマウントする。

💬 つまりLinuxでは、外部デバイスを「どのフォルダに接続するか」を手動で決める必要があるんですね。

🔗 マウントとは?

 「マウント(mount)」とは、外部のストレージやファイルシステムをシステムのディレクトリに接続して、中のデータを読み書きできるようにする操作 のことです。

手順内容
① マウントポイントを作る例:/mnt/usb や /media/usb
② mountコマンドでマウント例:mount /dev/sdb1 /mnt/usb
③ 確認df -h または mount コマンドで確認

実行例

[root@AlmaLinux ~]# mkdir /mnt/usb
[root@AlmaLinux ~]# mount /dev/sdb1 /mnt/usb
[root@AlmaLinux ~]# df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2        50G  6.8G   43G  14% /
/dev/sdb1        16G  1.2G   15G   8% /mnt/usb

💡 /mnt/usb に接続されたことで、USBメモリの中身を /mnt/usb フォルダ経由で利用できます。

🔌 アンマウントとは?

 「アンマウント(umount)」とは、マウントされたデバイスをシステムから安全に取り外す操作のことです。
 この操作をせずにデバイスを抜くと、データの書き込みが途中で止まり、ファイルが壊れることがあるので要注意です⚠️

手順内容
① 使用中のファイルを閉じるマウント中のディレクトリ内のファイルを使っていないか確認
② umountコマンドで解除例:umount /mnt/usb または umount /dev/sdb1
③ 確認df -h でマウントが解除されたかチェック

実行例

[root@AlmaLinux ~]# umount /mnt/usb
[root@AlmaLinux ~]# df -h
Filesystem      Size  Used Avail Use% Mounted on
/dev/sda2        50G  6.8G   43G  14% /

💬 /mnt/usb の表示が消えたので、アンマウント成功です!

⚙️ mountコマンドの書式と主なオプション

コマンド書式

mount [オプション] デバイス名 マウントポイント
オプション説明
-t ファイルシステムマウントするファイルシステムを指定(例:ext4, xfs, vfat)
-o オプション読み取り専用(ro)や書き込み可(rw)などの追加設定
-a/etc/fstab に登録されたすべてのファイルシステムを自動マウント
-v実行時の詳細情報を表示

[root@AlmaLinux ~]# mount -t vfat -o ro /dev/sdb1 /mnt/usb

💡 この例では、FAT形式のUSBメモリを「読み取り専用(ro)」でマウントしています。

⚙️ umountコマンド

コマンド書式

umount [オプション] マウントポイント または デバイス名

主なオプション

オプション説明
-f強制的にアンマウント(NFSなどで使用)
-l遅延アンマウント(プロセスが終了後に自動解除)
-v詳細情報を表示

[root@AlmaLinux ~]# umount -v /mnt/usb
umount: /mnt/usb unmounted

💬 unmounted と表示されれば、アンマウントが完了しています。

🧠 アンマウント時の注意点

アンマウントを安全に行うためのポイントをまとめました👇

注意点解説
使用中のプロセスがないか確認lsof /mnt/usb や fuser -m /mnt/usb で確認可能
書き込み中は抜かない。書き込み完了前に抜くとデータ破損の原因に
自動マウント設定に注意/etc/fstab に登録されていると再起動時に再マウントされる。

🌈 まとめ

  • マウント(mount) は、外部デバイスをディレクトリに接続して使えるようにする操作。
  • アンマウント(umount) は、安全にデバイスを取り外すための操作。
  • どちらも正しく行うことで、データ破損を防ぎ、安全に外部メディアを扱えるようになります。

Linuxでは、「ドライブを使う=マウントする」という考え方が基本。
 最初は少し不思議に感じるかもしれませんが、慣れるととっても論理的で使いやすい仕組みなんですよ😊