
新Linux入門|127.0.0.1とlocalhostを理解する:ローカルループバックインターフェースの仕組みと役割
「127.0.0.1」や「localhost」は、インターネットに接続していなくても
自分のパソコン(=自分自身)と通信できる特別なネットワークの仕組みです。
これは「ローカルループバックインターフェース(lo)」と呼ばれます。

💻 ローカルループバックインターフェースとは?
ローカルループバックインターフェース(通常は lo)は、
自分のコンピュータが自分自身と通信するための仮想的なネットワーク装置です。
つまり、外部のLANケーブルやWi-Fiを使わずに、
システム内部でネットワーク通信をテストできるんです✨
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| インターフェース名 | lo |
| IPv4アドレス | 127.0.0.1 |
| IPv6アドレス | ::1 |
| ホスト名 | localhost |
| 通信範囲 | 自分自身のPC内のみ(外部通信不可) |
🗣️ポイント
この仕組みのおかげで、Webサーバーやデータベースを自分のPC上で動かして
「localhost」でアクセスできるんです。
たとえば、開発中のWebアプリをテストするときに大活躍します!
🌐 127.0.0.1 と localhost の関係
「127.0.0.1」と「localhost」は、実は同じ場所を指しています。
違いをまとめると、こんな感じ👇
| 表記 | 種類 | 意味 |
|---|---|---|
| 127.0.0.1 | IPアドレス | IPv4で表した「自分自身」 |
| ::1 | IPアドレス | IPv6で表した「自分自身」 |
| localhost | ホスト名 | /etc/hosts により 127.0.0.1 に関連付けられている名前 |
💬ポイント
つまり、ブラウザで「http://127.0.0.1」と「http://localhost」は
まったく同じ場所(自分のPC) にアクセスしているんです。
⚙️ /etc/hosts ファイルとの関係
ローカル環境で「localhost」という名前を解決する仕組みは
/etc/hosts ファイルに書かれています。
内容を確認するには次のコマンドを使います👇
[suzuki@AlmaLinux ~]$ cat /etc/hosts出力例
127.0.0.1 localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4
::1 localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6💡ポイント
ここで「127.0.0.1」と「localhost」が関連付けられていることがわかりますね!
これにより、アプリケーションが「localhost」と指定すると、
自動的に127.0.0.1へ通信がルーティングされます。
🖥️ loインターフェースの確認
実際にループバックインターフェースの状態を確認するには
ip address show コマンドを使います👇
[suzuki@AlmaLinux ~]$ ip address show lo出力例
[suzuki@AlmaLinux ~]$ ip address show lo
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever🔍ポイント
- link/loopback → 仮想的なデバイスであることを示す
- inet 127.0.0.1/8 → IPv4のループバックアドレス
- inet6 ::1/128 → IPv6のループバックアドレス
🧪 動作確認コマンド
ping コマンドを使ってループバック通信をテストできます👇
[suzuki@AlmaLinux ~]$ ping 127.0.0.1出力例
PING 127.0.0.1 (127.0.0.1) 56(84) bytes of data.
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.050 ms
64 bytes from 127.0.0.1: icmp_seq=2 ttl=64 time=0.040 ms
--- 127.0.0.1 ping statistics ---
2 packets transmitted, 2 received, 0% packet loss, time 1001ms💬ポイント
ネットワーク機器を使わなくても通信が成功します!
これは「自分自身へ送った通信を、自分が受け取った」という証拠です✨
🧩 コマンドの解説
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| cat /etc/hosts | hostsファイルの内容を表示 |
| ip address show lo | loインターフェースの詳細を表示 |
| ping 127.0.0.1 | 自分自身との通信テスト |
🧠 ループバックの特徴まとめ
| 特徴 | 説明 |
|---|---|
| 仮想的なインターフェース | 実際のネットワーク機器を使用しない |
| IP範囲 | 127.0.0.0~127.255.255.255(IPv4) |
| 自己通信 | 送信も受信も同一ホストで完結 |
| 用途 | サービス動作確認、アプリケーション開発、ネットワーク診断 |
✅ まとめ
- 127.0.0.1 は自分自身を示す特別なIPアドレス
- localhost は /etc/hosts により 127.0.0.1 に対応付けられたホスト名
- loインターフェース はシステム内部通信専用の仮想デバイス
- ping 127.0.0.1 でネットワークスタックの動作確認ができる
🌟ポイント
この仕組みを理解しておくと、ネットワークトラブルの原因切り分けや
サーバー構築のテストがグッとスムーズになりますよ😉
