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Docker超入門:httpdイメージを使ったApacheコンテナの実行手順

httpdイメージを使ったApacheコンテナの実行手順

 ここでは httpdイメージを使ったApacheコンテナの実行方法 を紹介していきます。Apacheはウェブサーバーとして非常に有名で、Dockerを学ぶときの良い題材にもなります。実際にコマンドを動かして、Apacheコンテナのライフサイクルを体験してみましょう。

Apacheとは?

 Apache(正式名称: Apache HTTP Server)は、1995年に登場した歴史あるウェブサーバーソフトウェアです。オープンソースとして公開され、世界中の個人・企業で広く利用されています。

  • 特徴: 高い安定性と信頼性
  • 実績: 20年以上の運用実績があり、今も根強く使われ続けている
  • 開発元: Apache Software Foundation(非営利団体)

 ちなみに、Docker Hubで利用するイメージ名は「apache」ではなく httpd です。これを間違えやすいので注意しましょう。

Apacheコンテナの実行

Apacheコンテナの作成と実行は、次のコマンドで行います。

イメージの名前が「Apache」ではなく「httpd」であることに注意!

docker container run --name webserver3 -d -p 8080:80 httpd

 このコマンドを初めて実行すると、ローカルにhttpdイメージが存在しない場合は自動的に Docker Hubからpull されます。そのため、イメージの取得(①)、コンテナの作成(②)、コンテナの実行(③)が一度に行われます。

コマンド部分説明
docker container runコンテナを作成して起動する。
--name webserver3コンテナ名を webserver3 に設定
-dデタッチモードで起動(バックグラウンド実行)
-p 8080:80ホスト8080番ポート → コンテナ80番ポートへ転送
httpd使用するイメージ(Apacheの公式イメージ)

出力例

PS C:\Users\joeac> docker container run --name webserver3 -d -p 8080:80 httpd
Unable to find image 'httpd:latest' locally
latest: Pulling from library/httpd
307fcc49c641: Pull complete
4f4fb700ef54: Pull complete
56926e6ce68f: Pull complete
4938babf7b43: Pull complete
ce1261c6d567: Pull complete
aeb6d226161f: Pull complete
Digest: sha256:027c678f36d3cd3dd2b44ad1e963e81be66f9eba065381c1126d3019fffeb01a
Status: Downloaded newer image for httpd:latest
081f09b176e361e8438144f07c2ef20c7f0d485adebbb7dcefbe5be0a9c5d60e

実行後の動作確認

コンテナが正しく起動したかどうかは、ブラウザで確認できます。

1.Webブラウザを開く

2.URLに http://localhost:8080/ を入力

画面に 「It works!」 と表示されれば成功です。

Apacheコンテナの停止

不要になったら、コンテナを停止しましょう。

docker stop webserver3

 このコマンドを実行すると、webserver3 コンテナが停止します。停止後にブラウザをリロードすると、接続できなくなり「正常に接続できませんでした」と表示されます。

出力例

PS C:\Users\joeac> docker stop webserver3
webserver3

Webブラウザをリーロードします。

 コンテナが停止しているため、Webserver3に接続できず、下図のように「正常に接続できませんでした」と表示されます。

停止中のコンテナを再起動

停止中のコンテナは再び起動できます。

docker start webserver3

出力例

PS C:\Users\joeac> docker start webserver3
webserver3

実行後に再度ブラウザでアクセスすると、「It works!」が再び表示されます。

主なコマンドとオプションの整理

コマンド説明
docker container run新しいコンテナを作成して起動する。
docker stop コンテナ名実行中のコンテナを停止する。
docker start コンテナ名停止中のコンテナを再起動する。
オプション説明
--nameコンテナ名を指定
-dデタッチモード(バックグラウンドで実行)
-p A:BホストAポート → コンテナBポートの転送

まとめ

 httpdイメージを使えば、わずか1行のコマンドでApacheサーバーを起動できます。デタッチモードで実行することで、バックグラウンドで安定して動作し、停止や再起動も簡単に管理できます。まずは「It works!」の表示を確認して、Apacheコンテナの基本的な使い方を体験してみましょう。