Docker超入門:Docker HubとDocker Desktopをつないで快適な開発環境を手に入れる

 Dockerを使った開発をもっと快適にするために、ぜひ試してほしいのが「Docker Hub」と「Docker Desktop」の連携です。ここでは、Docker Hubへの登録方法と、Docker Desktopとの連携の流れをわかりやすく解説していきます。手順自体はとてもシンプルなので、気軽に取り組めますよ。

Docker Hubとは?

 Docker Hubは、クラウド上にあるDockerの公式サービスで、世界中の開発者がコンテナイメージを保存・共有・配布できる便利なプラットフォームです。

項目説明
役割コンテナイメージの保存・共有・検索ができる
提供イメージ公式イメージや多様なOSSアプリケーション
公開範囲パブリック(全員に公開)/プライベート(自分やチームのみ)
利用メリットイメージの入手・配布が容易になり、開発効率が向上

 例えば「MySQL」や「Nginx」なども公式イメージとしてDocker Hubに置かれているので、ワンクリックでダウンロードしてすぐに使えるのが魅力です。

Docker Desktopとは?

 Docker Desktopは、WindowsやmacOSでDockerを手軽に扱える公式アプリケーションです。コンテナのビルド、テスト、実行をGUIやCLIから簡単に行えます。

これにDocker Hubを組み合わせると、さらに強力な開発環境が整います。

ツール主な役割
Docker Hubクラウド上のイメージレジストリ
Docker Desktopローカル環境でコンテナをビルド・テスト・実行

つまり、Docker Desktopは「手元の開発環境」、Docker Hubは「クラウド上の保管庫」という関係です。

Docker Hubへの登録

 Docker Hubを使うためには、まずアカウントを作成する必要があります。登録は無料で、ユーザ名・パスワード・メールアドレスがあれば始められます。

実際の手順は次のとおりです。

1.Docker Hub公式サイトへアクセス

URL:https://hub.docker.com/

2.「Sign up」をクリック

3.「Continue with Google」を選択

4.メールアドレスを入力

5.パスワードを入力

6.電話番号でSMS認証を実施

本人確認が行われます。希望するログイン方法を選択します。ここでは、電話番号で確認するを選択します。

携帯電話の番号を入力し「送信」

SMSで送られている番号を入力して、「次へ」をクリックします。

7.一意のユーザー名(Docker ID)を設定

8.「Sign Up」をクリックして完了

「|」の場所をクリックすると「My profile」、「My Account」が編集できます。

 登録が完了すると、Docker Hubにサインインできるようになり、「My profile」や「My Account」の設定が行えます。また、確認メールが届くので見落とさないようにしましょう。

下図は、「docker.com」から届いたメールです。

Docker HubとDocker Desktopの連携

いよいよDocker HubとDocker Desktopをつなぎます。ここがポイントです。連携はとてもシンプルで「Sign in」するだけ。

1.Docker Desktopを起動

 下図のように、Docker Hub に「Sign in」していない状態です。「images」の「Hub」タブに切り替えると「Not connected」になっています

2.右上の「Sign in」をクリック

3.「Continue with Google」などを選びログイン

アカウントの選択では、「Sign in」するアカウントを選択します。

すると、「You're almost done!」と表示されます。

4.認証完了後、Hubと接続状態に

 接続状態になると、Docker Desktopの「Images」タブにDocker Hub上のイメージ一覧が表示されます。

状態表示内容
未接続「Not connected」と表示
接続後Docker Hubのイメージ一覧が見られる

 これで、わざわざブラウザからHubにアクセスしなくても、Docker Desktop上で直接イメージを操作できるようになります。

連携するメリット

Docker HubとDocker Desktopをつないでおくと、開発効率がグッと高まります。

  • Hubからイメージをすぐにプルできる
    → 必要なツールやアプリを即座に入手可能
  • ローカルで作ったイメージをHubへプッシュできる
    → チーム開発で同じ環境を簡単に共有できる
  • GitHubやBitbucketと連携して自動ビルドも可能
    → コード更新に合わせて最新イメージを自動作成

図で表すとこんなイメージです。

まさに「手元の開発環境とクラウド上の倉庫を直結させる」イメージです。

まとめ

Docker HubとDocker Desktopを連携させることで、イメージの取得や共有が格段に楽になります。

  • Docker Hubはクラウド上のイメージレジストリ
  • Docker Desktopはローカルでの開発環境
  • 連携は「Sign in」するだけで完了
  • チーム開発や効率化に大きく役立つ

 開発スピードと効率を一気に高めたいなら、Docker HubとDocker Desktopの連携は欠かせないステップです。