
Docker超入門:コンテナは作っては削除が基本!使い捨てと永続化の考え方
コンテナの基本的な使い方の考え方は、とてもシンプルです。「作っては削除」。これは、コンテナが軽量で一瞬で起動できるという特性を最大限に活かした運用方法なんです。必要なときにサッと作って、用が済んだらサクッと削除。環境を変えたくなったり新しい状態にしたいときは、既存のコンテナを無理に直すのではなく、新しく作り直すのが一番ラクで確実です。
コンテナは使い捨てが前提
コンテナは、一時的な環境やタスクの実行用に生まれました。環境を変更しながら長く使い続けるというよりも、「必要な作業が終わったら削除してリセット」という発想が合っています。下の表は、この「使い捨て」のメリットをわかりやすく整理したものです。
図1:使い捨てが基本

表1:使い捨てのメリット
| ポイント | 説明 |
|---|---|
| 軽量性 | コンテナは無駄がなく、小さなリソースでサクサク動作します。 |
| 即時性 | 起動や削除が一瞬でできるため、すぐに環境を用意できます。 |
| 一貫性 | 変更よりも再作成の方が確実で、環境がブレない状態を保ちやすいです。 |
| 管理の簡単さ | 古いコンテナを残さず削除することで、余計なリソース消費を防げます。 |
この表からわかるように、コンテナは「長く持たせる」より「すぐ作り直す」のが正しい使い方なんです。
データはどうなるの?
ここで気を付けたいのがデータの扱いです。コンテナを削除すると、内部に保存していたデータも一緒に消えてしまいます。これはコンテナが「一時的な環境」として設計されているから。つまり、残したいデータはコンテナの外に逃がす必要があるんです。
下の図は、このイメージを表したものです。
図2:データの扱い方

図のとおり、コンテナの中に閉じ込めておくと消えてしまうので、外に保存する仕組みが必要になるわけです。
永続化の方法
そこで登場するのがボリュームとバインドマウントです。どちらも「コンテナの外」にデータを逃がしておく仕組みで、これを使うとコンテナを削除してもデータは残ります。
図3:コンテナ外への保存

表2:永続化の方法
| 方法 | 保存場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| ボリューム | Dockerが管理する領域 | コンテナから独立した安全なストレージ。複数コンテナから共有も可能。 |
| バインドマウント | ホストOSの指定ディレクトリ | ホストの実ファイルをそのまま使えるので、柔軟でわかりやすい。 |
この表が示すように、どちらを選んでも「コンテナ削除=データ削除」という状態を回避できるので、アプリの安定運用には必須です。
まとめ
- コンテナは「作っては削除」が基本。変更するより、作り直したほうが安全で効率的。
- コンテナ内のデータは一時的。削除と同時に消えるので注意。
- 重要なデータを残すには、ボリュームやバインドマウントで永続化することが必要。
つまり、コンテナは「環境は使い捨て、データは外に残す」という切り分けが大事なんです。この考え方を身につければ、Dockerをもっと安心・快適に使いこなせますよ。
