
Docker超入門:コンテナを支える仮想化技術:ネットワーク仮想化とストレージ仮想化
コンテナを使ったシステムがこれほど便利なのは、裏側で「仮想化技術」がしっかり支えてくれているからなんです。特に大きな役割を果たしているのが ネットワーク仮想化 と ストレージ仮想化。ここでは、この2つを分かりやすく整理して、Dockerとの関わりも交えてご紹介します。
ネットワーク仮想化とは?
ネットワーク仮想化は、物理的なケーブルやスイッチを使わなくても、ソフトウェア上で自由にネットワークを作ってしまう技術です。
たとえば「1本の物理ネットワークを複数に分ける」「複数の物理ネットワークをひとつにまとめる」といったことが可能になります。Dockerの世界では、これによってコンテナごとに独自のネットワークを作り、通信をきっちり分けることができるんです。
| 特徴 | 説明 | 利点 |
|---|---|---|
| 仮想スイッチ/ルーター | 物理機器をソフトウェアで再現 | 機器が不要でコスト削減 |
| ネットワーク分離 | コンテナ間の通信を隔離 | セキュリティ向上 |
| 柔軟な構成 | 必要に応じて自由にネットワーク設計可能 | 開発~本番まで簡単に切り替え |
👉 Dockerでは docker network create コマンドなどで、簡単に新しい仮想ネットワークを作成して、コンテナを接続できます。
ストレージ仮想化とは?
ストレージ仮想化は、複数の物理ストレージ(HDDやSSD)を「ひとつの大きなストレージプール」にまとめて扱えるようにする技術です。
これにより、アプリケーションは物理ディスクの場所を意識せず、柔軟に容量を使えるようになります。さらに、冗長化やバックアップも簡単にできるので信頼性もアップします。
| 特徴 | 説明 | 利点 |
|---|---|---|
| 仮想ストレージプール | 複数の物理ストレージをまとめる | 容量を柔軟に割り当て可能 |
| 動的割り当て | 必要に応じてストレージを追加 | 無駄を減らし効率的 |
| 冗長化と可用性 | データを複数の場所に保存 | 障害に強い仕組みを実現 |
👉 Dockerでは「ボリューム」や「バインドマウント」を使ってストレージを管理し、複数のコンテナが同じデータ領域を共有することも可能です。
Dockerにおける仮想化技術の活用
Dockerはこの ネットワーク仮想化 と ストレージ仮想化 をうまく取り入れることで、以下のようなメリットを実現しています。
- コンテナ間通信を柔軟かつ安全に設計できる(ネットワーク仮想化)
- データの永続化や共有をスムーズにできる(ストレージ仮想化)
- 管理がシンプルになり、本番環境でも安定して動作する
図にすると、こんなイメージです。

まとめ
ネットワーク仮想化とストレージ仮想化は、Dockerコンテナを「軽くて効率的で便利」な存在にしている大黒柱です。ネットワークは柔軟に作れて、ストレージは無駄なく管理できる。これらのおかげで、開発から本番まで安心してコンテナを使えるようになっているんです。
