WindowsでLinuxを使うならWSL2!特徴・使い方・メリットまとめ

 Windowsユーザーが「Linuxの環境を触ってみたいな」と思ったときに、わざわざ別のマシンを用意したり仮想マシンを重く動かす必要はありません。そこで大活躍するのがWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)です。マイクロソフトが公式に提供する仕組みで、Windows 11やWindows 10、さらにWindows Server 2019で利用できます。ここでは、WSL2の概要や特徴、そして利用することで得られるメリットをわかりやすく解説していきますね。

WSL2とは?

WSL2は、Windowsシステムの中にLinuxカーネルを統合してしまう仕組みです。つまり、Windowsの中に“本物のLinux”を持ち込むようなものなんです。

WSL1のころは「Linuxっぽく見せている仕組み」で、互換性に限界がありました。ですが、WSL2からは実際のLinuxカーネルを実行するようになったので、Linuxのソフトウェアがそのまま動くし、パフォーマンスも格段に向上しました。

項目説明
提供元Microsoft
対応OSWindows 11、Windows 10、Windows Server 2019
実行環境本物のLinuxカーネル
特徴WSL1より高速で、互換性が大幅に向上

WSL2の特徴

WSL2が人気を集めている理由は、大きく分けて4つあります。

特徴詳細
Linuxカーネルの提供本物のLinuxカーネルを搭載しているので、Linuxバイナリを直接実行可能
高速なパフォーマンス仮想化技術を利用していて、ファイルI/Oやネットワーク処理がスムーズ
Docker Desktopとの統合DockerがWSL2を基盤として動くので、Windows環境でも快適にコンテナ開発ができる。
カスタマイズ可能UbuntuやDebian、CentOSなど、自分の好みに合わせてディストリビューションを選べる。

 特に「Docker Desktopとの統合」は強力で、WindowsユーザーでもLinuxベースのコンテナを違和感なく扱えるようになります。

WSL2の利点

では、WSL2を利用するとどんなメリットがあるのでしょうか?

利点詳細
開発環境の統合Windows上でLinuxの開発ツールやアプリケーションがシームレスに使える。
パフォーマンス向上従来より高速に動作し、特にDockerなどコンテナ利用時に快適
環境の隔離仮想化技術でWindowsとLinux環境がしっかり分離されるため、安全性が高い

 開発者にとって一番嬉しいのは「Windows上でLinuxツールが普通に使える」こと。例えば普段Windowsでエディタを使いながら、裏側ではLinux上でアプリを動かすといった使い方も可能です。

 さらにパフォーマンス面でも優れていて、仮想マシンをフルで動かすより軽量なのに、本物のLinuxに近い動作速度を実現しています。

 そして「環境の隔離」ができる点も安心材料です。Linuxの世界とWindowsの世界がきちんと分かれているので、セキュリティリスクが低く、安全に開発を進められます。

図でイメージするWSL2の仕組み

頭の中で整理しやすいように、図で表すとWSL2はこんな感じです。

まとめ

WSL2は、Windows上でLinuxを自然に使えるようにする、とても便利な機能です。

  • 本物のLinuxカーネルを搭載
  • 高速でスムーズな動作
  • Docker Desktopと統合してコンテナ開発に最適
  • 好みのLinuxディストリビューションを選んでカスタマイズ可能

 「Linuxを試してみたいけど環境構築が大変そう」と思っている人でも、WSL2を使えば驚くほど簡単にLinuxの世界に入れます。特に開発者やシステム管理者にとっては、欠かせないパートナーになるでしょう。