Docker超入門:docker network inspect コマンドの使い方とオプション解説

 Dockerを使っていると「このネットワークにどんなコンテナがつながってるんだろう?」とか「サブネットやゲートウェイの設定を確認したいな」と思うことってよくあります。
 そんなときに大活躍するのが docker network inspect コマンドです。ネットワークの“中身”を丸ごと覗けちゃう便利コマンドなので、トラブルシューティングや構成確認には欠かせません。

docker network inspect コマンド

コマンド書式

docker network inspect [オプション] ネットワーク名
  • ネットワーク名 を指定すると、そのネットワークに関する詳細情報を取得できます
  • 結果は JSON形式 で出力されるので、自動処理やツール連携もしやすいのがポイント

このコマンドでわかること

docker network inspect を実行すると、次のような情報が確認できます。

  • ネットワークのID、名前、ドライバ、スコープ
  • 割り当てられたサブネットやゲートウェイ
  • 接続されているコンテナ一覧
  • コンテナごとのIPアドレスやMACアドレス

まさに「ネットワークの設計図と利用状況」が一目でわかるイメージです。

使用例

docker network inspect my-network

この例では、 my-network という名前のネットワークに関する詳細情報が表示されます。

たとえば出力の中にはこんな感じで情報が入っています。

  • ID: ネットワークを一意に識別するID
  • Driver: bridge, host, overlay などのドライバ
  • Subnet: 割り当てられたアドレス範囲(例: 172.18.0.0/16)
  • Containers: そのネットワークに接続しているコンテナと、コンテナごとのIPアドレス

オプション解説

docker network inspect のオプションを表にまとめました。

オプション説明
なしデフォルトでは指定したネットワークのすべての情報をJSON形式で表示します。
--formatGoテンプレート形式を使って、出力内容を整形できます。例えば --format "{{.Name}}: {{.Driver}}" のようにすれば、ネットワーク名とドライバだけを一覧で表示できます。

 JSONだと情報量が多すぎるときは、--format を使って必要な部分だけ抽出するのがオススメです。

まとめ

  • docker network inspect はネットワークの詳細情報を表示するコマンド
  • ネットワーク構成やコンテナの接続状況を調べるのに便利
  • JSON形式なのでツール連携も簡単
  • --format オプションで必要な情報だけ抽出可能

 Dockerのネットワークトラブルを解決したり、コンテナ間通信を整理したいときには、このコマンドを覚えておけば安心です。