
Docker超入門:Docker公式ドキュメントの見方と使い方(Reference・Compose・Dockerfileを調べる方法)
Dockerを使いこなす上で欠かせないのが、公式ドキュメント(Official Documentation)です。
Docker公式ドキュメントには、Dockerのすべての機能・コマンド・設定方法が網羅的にまとめられています。
ここでは、その見方と活用方法をやさしく解説していきます。
🌐 Docker公式ドキュメントとは
Docker公式ドキュメントは、Docker社が運営する公式のオンラインマニュアルです。
基本操作から高度な設定まで、すべてのユーザーが参照できる最も信頼できる情報源となっています。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サイトURL | https://docs.docker.com/ |
| 主な構成 | Guides(チュートリアル)、Manuals(機能別マニュアル)、Reference(コマンドリファレンス) |
| 言語 | 英語(自動翻訳や日本語版あり) |
| 対象者 | 初心者〜上級者(全レベル対応) |
ポイント
Guidesは実践的な使い方、Referenceは詳細なコマンド仕様を確認したいときに便利です。
📘 Referenceの使い方(コマンドを調べる)
Dockerのコマンドの使い方を調べたいときは、「Reference」セクションを開きます。
ここでは、CLIコマンド(Command Line Interface)の一覧がまとめられています。
手順:
1.サイト上部のメニューから Reference をクリック

2.左側のサイドバーにある CLI reference を展開
3.例として docker build をクリック

これで、「docker image build」コマンドの詳細な使い方が表示されます。
もちろん、英語です。

| 表示項目 | 内容 |
|---|---|
| Usage | コマンドの基本書式 |
| Description | コマンドの概要説明 |
| Options | 使用できるオプションの一覧 |
| Examples | 実際の使用例 |
🔧 docker build コマンドの書式
docker build [OPTIONS] PATH | URL | -| オプション | 説明 |
|---|---|
| -t | イメージにタグを付ける(例:myimage:latest) |
| -f | Dockerfileのパスを指定する。 |
| --no-cache | キャッシュを使わずにビルドする。 |
| --pull | 最新のベースイメージを取得してからビルド |
このように、Referenceでは単なる書式だけでなく、実例付きで丁寧に説明されています。
実際にターミナルで試す前に、ここでオプションの意味を確認すると失敗を防げます。
🧱 Dockerfileの調べ方
Dockerfileは、イメージを自動的に構築するための設計書のようなファイルです。
公式ドキュメントの「Reference」→「Dockerfile reference」では、命令(INSTRUCTION)の詳細がすべて載っています。
代表的な命令を表にまとめると次の通りです。
| 命令 | 説明 |
|---|---|
| FROM | ベースとなるイメージを指定する。 |
| RUN | コマンドを実行する(例:RUN apt-get update) |
| COPY | ファイルをコンテナにコピーする。 |
| WORKDIR | 作業ディレクトリを指定する。 |
| ENV | 環境変数を設定する。 |
| CMD | コンテナ起動時に実行されるコマンドを指定する。 |
Dockerfileの各命令は上から順に実行され、キャッシュとしてレイヤー化されます。
この挙動も公式ドキュメント内で図解付きで説明されています。
🧩 Docker Composeの調べ方
複数のコンテナをまとめて構築・実行する場合は、Docker Composeを使います。
Composeの構文はYAML形式で定義され、compose.yamlに記述します。
公式ドキュメントの「Reference」→「Compose file reference」で、各キーや設定方法を確認できます。
| キー名 | 説明 |
|---|---|
| services | コンテナ(サービス)の定義を行う |
| image | 使用するDockerイメージを指定する |
| build | Dockerfileを使ってイメージをビルドする設定 |
| volumes | データ永続化やホストとの共有ディレクトリ設定 |
| ports | ホストとコンテナのポートをマッピング |
| depends_on | 他のコンテナ起動順序を制御する |
実際に設定例を見てみましょう。
services:
web:
image: nginx:latest
ports:
- "8080:80"
db:
image: mariadb:latest
environment:
MYSQL_ROOT_PASSWORD: testpassこのような構成例とそのオプションの意味も、すべてDocker公式ドキュメントで確認できます。
🌍 ドキュメントの日本語化方法
Docker公式ドキュメントは英語ですが、ブラウザで右クリックして
「日本語に翻訳」 を選択すると、自動翻訳が可能です。
自動翻訳は完璧ではありませんが、概要を理解するには十分です。
ブラウザの日本語翻訳機能
ホームページ上で、マウスを右クリックするとポップアップメニューが表示されます。
「日本語に翻訳」を選択します。

翻訳しないでよいところまで翻訳されてしまいますが、なかなかの精度で翻訳されます。
コマンドの使い方やオプションの指定方法を調べたいときには、便利ではないでしょうか。

Dockerドキュメント日本語化プロジェクト
Docker公式ドキュメントは英語ですが、有志により日本語ドキュメントも公開されています。こちらのサイトも利用するとよいでしょう。

| サイト名 | URL | 特徴 |
|---|---|---|
| Docker公式(英語) | https://docs.docker.com/ | 最新情報が最も早い |
| Docker日本語ドキュメント | https://docs.docker.jp/ | 翻訳精度が高く、理解しやすい |
注意
日本語版は更新にタイムラグがあるため、常に最新の情報を知りたい場合は英語版の参照をおすすめします。
✅ まとめ
| 内容 | 説明 |
|---|---|
| ① | Docker公式ドキュメントは https://docs.docker.com/ で公開されている。 |
| ② | Guides:実践チュートリアル、Manuals:機能マニュアル、Reference:詳細仕様 |
| ③ | docker build や docker run などのコマンド仕様は Reference で確認 |
| ④ | Dockerfile の命令・Composeファイルの書き方も Reference に掲載 |
| ⑤ | 英語が苦手な場合は、自動翻訳または docs.docker.jp を活用 |
💬 まとめのひとこと
Dockerを正しく使いこなす第一歩は、公式ドキュメントに慣れることです。
英語でも、ブラウザ翻訳を使えばすぐに理解できます。
コマンドや設定に迷ったら、まず公式Referenceをチェックしてみましょう。
