
Linuxコマンドリファレンス
パーミッションの管理とシェル操作
Linuxを利用する上で重要なポイントは、パーミッションの管理とシェル操作です。
パーミッションの管理は、システムの安全性やユーザーごとのアクセス制御に直結するため、ファイルやディレクトリに対する適切な権限設定が必要です。一方、シェル操作は、効率的にコマンドを扱い、作業を自動化するための基本スキルとなります。
ここでは、Linuxでよく使われるパーミッション管理コマンドとシェル操作コマンドを整理し、それぞれの役割や活用方法を詳しく解説します。
パーミッション管理コマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| chgrp グループ名 ファイル名 | 指定したファイルの所有グループを変更する。 |
| chgrp -R グループ名 ディレクトリ名 | ディレクトリ以下のすべてのファイルの所有グループを変更する。 |
| chmod アクセス権 ファイル名 | 指定したファイルのアクセス権を変更する。 |
| chmod -R アクセス権 ディレクトリ名 | ディレクトリ以下のすべてのファイルのアクセス権を変更する。 |
| chown 所有者 ファイル名 | 指定したファイルの所有者を変更する。 |
| chown 所有者:グループ ファイル名 | ファイルの所有者と所有グループを同時に変更する。 |
| chown -R 所有者 ディレクトリ名 | ディレクトリ以下すべてのファイルの所有者を変更する。 |
パーミッションの基本概念
- 読み取り (r): ファイルの内容を読む/ディレクトリの中身を一覧できる
- 書き込み (w): ファイルの内容を変更/ディレクトリ内にファイル作成・削除
- 実行 (x): ファイルを実行可能にする/ディレクトリに移動できる
例:
chmod 755 sample.shこの例では、所有者に読み取り・書き込み・実行権限を与え、グループとその他のユーザーには読み取り・実行権限を与えます。
シェル操作コマンド
| コマンド | 説明 |
|---|---|
| alias | 登録されているエイリアス一覧を表示する。 |
| alias 別名=コマンド | コマンドのエイリアスを設定する。 |
| unalias 別名 | 指定したエイリアスを削除する。 |
| echo 変数名 | 指定した変数の内容を表示する。 |
| export 変数 | シェル変数を環境変数としてエクスポートする。 |
| printenv | 登録されている環境変数を表示する。 |
| set | シェル変数と環境変数を一覧表示する。 |
| history | コマンド履歴を表示する。 |
| source ファイル名 | シェルスクリプトを現在のシェル環境で読み込む。 |
| type コマンド | コマンドの種類(内部コマンド・外部コマンド・エイリアス)を確認する。 |
シェル操作のポイント
- alias を使えば長いコマンドを短縮でき、作業効率が向上します。
例:alias ll='ls -l' - 環境変数 は、システムやアプリケーションの挙動を左右します。
exportで設定すれば、子プロセスにも変数が引き継がれます。 - history は過去のコマンドを再利用できるため、反復作業を効率化します。
- source コマンドは、設定ファイルの変更を反映させる際に便利です。
まとめ
- パーミッション管理はセキュリティの要であり、chmod・chown・chgrp を組み合わせて正しく権限を設定することが重要です。
- シェル操作を理解すれば、作業効率が大幅に向上し、コマンドラインの強力な機能を最大限に活用できます。
- 日常的にこれらのコマンドを使いこなすことで、安全かつ効率的にシステムを運用できます。
